「バーソは自由に」

考え方はいろいろあるから面白い。

 人生は、どう「走る」かが重要だ。 

皇居のそばを通ると、お堀端の歩道を気分よく走っている人たちをいつも見掛ける。

人気の理由は、アクセスがいい、信号がない、トイレがある、1周約5kmで計測がラク、
誰かしら走っていて仲間意識や対抗意識からモチベーションが維持しやすいなどのようだ。

しかし皇居ランナーが増加して、歩行者からの苦情が相次いだため、
狭い所は一列とか、反時計周りで走ることなど、9か条のルールが定められている。

この皇居ラン。用意されたレールをルールに従って走る人生の縮図のように見えなくもない。

btl (1)出典

人生を「走る」ということを考えてみた。走ることは、いいのだか、悪いのだか・・・。

 現代人はスマホゾンビだ。スティーブ・カッツの風刺アート。 

春うろうろ。桜見では、どこも撮影はスマホ真っ盛りだった。
外国人や着物姿の二人連れに声を掛け、スマホのシャッターを押してさしあげた。
  見渡せば 詠むれば見れば 須磨惚スマホ春 
      桜よし 根岸の里の わび住まい
←冗句(^^;)

私はカバンなどを持って歩くのが嫌いで、ポケットにものを入れるのも好きじゃない。
財布は当然的必然的に薄く小さく、中身も自動的経済的に薄く少ない。
スマホも軽くて小さい4インチのAndroid。
 イオンの格安SIMのおかげで、基本料金はケータイより安いのがありがたい。
 GoogleとYahooナビのおかげで、知らない土地でも不安のないのがありがたい。

ひょっとしたら「先進国」の定義とは《液晶情報機器が普及している国》ではないか。
人生のナビが開発されれば、みんな精神先進国になれるのに―――
と思っていたら、真の先進国とは何かを深く考えさせられるアート作品に出遭った。

cutt8.jpg
(ソファーと一体化したスマホ男。ほとんどスター・ウォーズのナメクジジャバ)

ロンドン在住、イラストレーターでアニメーターのスティーブ・カッツ(Steve Cutts)氏。
面白いが、しかし笑えない、切り口鋭い作品群。最後の動画がすごいですよ。

 クレオパトラは知性と話術で歴史を動かした。 

絶世の美女クレオパトラは、本当は肌の色が黒いエジプト人だった。
ブ―――ッ、違う。クレオパトラはギリシア人である。

エキゾチックな容貌だったようにも思えるが、顔はギリシア彫刻を思い出せばいい。
白人顔をした映画俳優のキリストはおかしいが、クレオパトラならいいのだ。

なぜギリシア人がエジプトのファラオ(王)になったのか?
西暦前332年、古代エジプトはギリシア人のアレクサンダー大王により滅ぼされた。
大王は祝宴中、蜂に刺されて倒れ、「最強の者が帝国を継承せよ」との遺言を残す。

将軍たちが覇を争い、プトレマイオス将軍がエジプトを支配するようになるのだが、
そのプトレマイオス王朝の最後のファラオがクレオパトラ(7世)というわけだ。

bibia.jpg
ヴィヴィアン・リー『シーザーとクレオパトラ』1945

 素人と玄人、アマとプロの違いとは? 

昔、「一億総白痴化」だと言った評論家がいた。
ラジオやテレビは「紙芝居以下の白痴番組が毎日ずらりと列んでいる」という意味だ。

この「一億総何々」という言い方は、日本人の集団主義心性を表すという見方がある。
戦時中は「一億玉砕」「出せ一億の底力」と煽られ、敗戦後は「一億総懺悔」と言われ、
高度成長期には「一億総中流」、2015年には「一億総活躍」という言葉が作られた。

「見せましょう 野球の底力を」のスローガンも、野球≒一億総のニュアンスがある。
 (※東日本大震災の復興支援慈善試合の前に手嶋基宏選手がスピーチした言葉)

vallo0.jpgby Felix Edouard Vallotton

誰もがブログやTwitter、Facebookなどで気軽に自説や自作を発表している今は、
「一億総プロフェッショナル」時代になっているとは言えないか。

back to TOP