「バーソは自由に」

考え方はいろいろあるから面白い。

  芥川の考える「信念」。侏儒の言葉――神秘主義。 


こんな格言がある。
「人間は、自分が考えている通りの人間になる」
「人間は、寝る前に考えた通りの人間になる」

共に意識が結果を作ることを言っているが、前者は顕在意識で、後者は潜在意識。

この格言は、現実には、現在形で言うほうがより適切なようだ。
すなわち「人間は、自分が考えている通りの人間になっている

私は以前、自分は駄目な人間だと思うようにし、友人にもそう言い、それが謙遜
だと思っていたが、今は、やはりまあ、その通りになってると感じている。(笑)

イエスは「求めよ、さらば与えられん」と述べた。
信仰を強く抱けば与えられるという意味だが、信念でも同じことが言えるだろう。

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The New Yorker 1958

芥川龍之介が、我々の信念とは神秘主義だと論じている。どういう意味だろうか。

 八歳の童と孔子の問答。『宇治拾遺物語』より 

映画のワンシーンのように、金正男 キム・ジョンナム が派手な女に国際空港で毒殺された。
事件は北の工作説の他に、韓国の陰謀説、金正男の替え玉説(※1)もあるようだ。
真相はまだ分かってないが、防犯カメラの映像で犯行自体は秒単位で分かる。

どこもかしこも情報氾濫の現代。
多くの人は、自分の《目で見た情報》で物事を判断している。
だが《目で見た情報》は、大抵はマスコミやネットで知り得たものに過ぎない。

そうした情報は偏った視点で見ていたり、不確かであったり、虚偽であったり、
「群盲象を評す」の寓話のように、一面のみが真実という場合もある。

aelef.jpgフリー画像(pixabay)

どうすれば適切な判断ができるだろうか。
中世日本の『宇治拾遺物語』に、孔子が子供の目の賢さを褒めた話がある。

 今日もまたかくてありなむ。藤村『千曲川旅情の歌』 


日本人横綱の19年ぶりの誕生で、いま大相撲にスポットライトが当たっている。
しかし話題にもならないのが土俵の安全性で、特に今場所は怪我人が多かった。
法的な国技ではないが、伝統ある神事だという認識が改善を阻んでいるようだ。

外人にラーメンが好かれている。だが麺をすする音が耐えられないらしい。
しかし日本では、ソバはズズーッと吸い上げて食べるのが習慣になっている。
日本の“食”の伝統にも、外国のマナーという慣習が攻め込んできているようだ。

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伝統とマナーは、どちらも人間が定めたもの。
守ったほうが良い場合も多いが、マンネリとはどう違うのだろうか。


 名を揚げるか実を取るか、という平凡な話だが。 

ひと旗揚げるとは、成功を目指して新しい事業を始めるということである。
ひと花咲かせるとは、成功して一時でいいから栄えたいということである。
ひと角の人物になるとは、ある方面で優秀な存在になるということである。

この「ひと(一)」には、自分もひとつ名を揚げてやるぞ、という意欲と願望が表れている。

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ラファエロ『システィーナの聖母』の下に描かれた二人の天使(1513-1514年頃)

それにしても、人は一体なんのために名を揚げたいのだろうか。
小説家が、その理由を幾つか挙げている。

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