「バーソは自由に」

考え方はいろいろあるから面白い。

 日本の春夏秋冬は、文字になり、歌になり、愛でられた。 

「春夏秋冬」の区分は日本だけの特産物ではないようです。
諸外国を巡って確かめたわけではないですが、ヴィヴァルディの「四季」
という有名な協奏曲があることからも、そう思いなしています。

ただ日本の珍しい点は、およそ3か月で季節感がはっきり移り変わること。
日本には、四季折々の自然の美しさを愛でる繊細な文化があるのですね。

sikis1.jpg
川瀬巴水「雨の奥多摩」1930

今回は「春夏秋冬」にちなんだ「字」や「句」「文」でまとめました。

①――――――――――――――――――――――――――――――――――
平安の歌人・小野 篁は、木偏の「春夏秋冬」をこう詠んだ。

『小野篁(おののたかむら)歌字尽(うたじづくし)』に出ている木偏の字。
enoki.jpg

春つばき 夏はえのき 秋ひさぎ  冬はひいらぎ 同じくはきり

※漢字を属性ごとに並べて、読み方を和歌のリズムで覚えさせるもの。江戸時代
には寺子屋で「往来物」と言われる初歩の教科書の一つとして使われた。

②――――――――――――――――――――――――――――――――――
江戸の戯作者・式亭三馬は、木偏を人偏に変えてパロディ化した。

滑稽本『浮世床』で知られる式亭三馬は、人偏と「春夏秋冬」でなる字の面白い読みを
考えた。『小野愚(をののばかむら)嘘字尽(うそじづくし)』より。
小野115a3
(早稲田大学図書館データベースによる)

春 浮気  夏は元気で 秋ふさぎ  冬は陰気で 暮れは まごつき


※さすが式亭三馬。全部、語尾が「き」の言葉で季節の感覚をまとめている。
「まごつく」とは、どうしていいかわからず、うろたえる。まごまごするの意。

「まごつき」については、六代目・圓生がマクラを振っている。
円生11
●三遊亭圓生の名調子をどうぞ。→『掛取萬歳』 (3:20~)
陰陽は何にでもあると言いますが、四季で陰気陽気がございます。
春浮気、夏は元気で秋塞ぎ、冬は陰気で暮れがまごつき」なんという。
まごつきというのは あの大晦日という、我々ンとっては誠に厄日でございましてね。
 川柳に『大晦日 首でも取って来る気なり』なんてェのがある。
「どうも あすこのうちは図々しいよ。いつまでたったって払いやしない。
いや、いけない いけない、今夜あたしが行く。ア、誰が何と言っても今夜取って
きますから。もしいけなければァ 首でも何でも持ってくるから」なんてんでね。
アー、大変な意気込みで、お出掛けンなりますが。
 また、払うほうでもしゃァしゃァしたもんで、「しょうがねェやね、
ねえ物を持ってこうったって、そうはいかねェやね、アーッ、まァ首でも何でも
持ってってくれ」なんてんでね。『大晦日 首で良ければ やる気なり』なんという。
こういう、アーッ、世の中にはヤケな奴があるもんで。


---------------------------- --- -----------------------------
そもそも人偏に「春夏秋冬」なんて字が実際にあるのか。

意外にもあるそうだが、どんな場面で使うのだろう。読みを和歌調にしてみた。
四季113

人偏は 春はシュンで 夏ならカ  秋はシュウで 冬トウと読む


※大漢和辞典によれば、春は偆(と)む、秋は偢(うれ)える、と訓読みする。
学習研究社『絶滅危惧ことば辞典:古きよき日本語集』より。

---------------------------- --- -----------------------------
ついでに、魚偏の「春夏秋冬」バージョンも。
木偏編や人偏編があるなら魚偏編があってもいい、とバーソが真面目に考えた。

師走は、師匠も一般人も忙しくてブリブリ活動してる様を詠み込みました。
enoki32jpg.jpg

春さわら 夏はふぐにて 秋かじか  冬はこのしろ  師走ぶりぶり


※最後は七文字にするために「ぶりぶり」と繰り返したが、擬態語のつもり。

③――――――――――――――――――――――――――――――――――
道元禅師は、自然の美しさを「春夏秋冬」で詠んだ。
単に季節の代表的な美を羅列したように見えるが、禅僧の言葉は奥が深い。

春は花  夏ほととぎす 秋は月  冬雪さえて 涼しかりけり

sikis121.jpg
川瀬巴水「飛騨中山日七里」1924

※題は『本来の面目』。冬は雪で寒いと言わず「涼しかりけり」と言ってる
ところがミソではないか。雪を風流だと思えば涼しくて、すがすがしい。
四季も人生も、そのままで十分美しく、それが本来の姿なのである、といったような意か。

④――――――――――――――――――――――――――――――――――
人間嫌いの剣術家・比古清十郎は「春夏秋冬」をこう言った。
和月伸宏(作)の漫画『るろうに剣心』の追憶編より、比古清十郎の名言。

春は夜桜、夏には星、秋に満月、冬には雪、
それで十分酒は美味い。
  それでも不味いんなら、それは自分自身の何かが
  病んでいる証しだ。


haruonoassmo.jpg
出典:http://matome.naver.jp/odai/2125412490727269095/2125414337091706279

※禅の道元と同じようなことを酒に引っ掛けて分かりやすく言っている。
「自分自身の何かが病んでいる証しだ」とは、心に残るうまい言い方ですね。
  
⑤――――――――――――――――――――――――――――――――――
清少納言は『枕草子』で「春夏秋冬」についてこう書いた。
作者は、明け方と夕方以降の時間帯にこだわっている。昼間は忙しかったのか。

春は曙 夏は夜 秋は夕暮 冬は つと(夙)めて

sikis1211.jpg
photo by Nikola Ostrun

※「つとめて」は「早朝」の意。当時は暖房が貧弱だったろうが、ここでも冬を
厳しい季節とはみなしていない。冬の早朝に白い雪を見るのも、火をおこして
炭を部屋に持っていくのも良いと言っている。自然の事象は、それ自体に正邪優劣の
意味はない。人間が勝手に価値判断をし、好悪を感じているだけなのだ。

●オマケ―――――――――――――――――――――――――――――――
最後はバーソ作「春夏秋冬」のショック、いや、食句をどうぞ。
季節の食べ物を「シュンカシュウトウ」が語頭にくるフレーズでもじってみた。

春、シュンの味をあれこれ食べてみる。
夏、カ、ハエ、セミも食べてみる。ううっ。
秋、シュウクリームで気を取り直す。
冬、トウゼン体重 増えちゃった。

a118087.jpg

※私、昆虫の6本脚が苦手。夏は氷あずきが楽しみ。体は細身で、チカラなし。
あ、むろんカネもなしで、色男でもなしで、言うまでもなし。



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春浮気、夏は元気で秋塞ぎ、冬は陰気で暮れがまごつき
そのとおりですね。
でも夏バテでぐったりです。
寝つけません。

2015/07/25(土) |URL|マウントエレファント [edit]

春夏秋冬

バーソ様
おはよう御座います。

日本のいいところは春夏秋冬があるところと昔からいわれていますね。
そして人それぞれ好きな季節が違うようです。
皆様もそうだと思いますが私の場合も年齢によって好きな季節が変わりました。
若い頃は冬が好きでした。
しかし年齢が高くなるにつれ寒さが嫌いになってきました。
春と秋がいいのは誰でもそうであると思いますが、それは猛暑が去ってから秋がくる。厳寒が去って春がくるからなのでしょう。
猛暑と厳寒は秋と春の引き立て役な訳ですね。
それにしても最近は引き立て役が強すぎると思います。あ~暑い、熱い。
風流などと言っていられません。(笑)

愛新覚羅

2015/07/25(土) |URL|aishinkakura [edit]

Re: タイトルなし

マウントエレファントさん ありがとうございます^^)
春が浮気で夏は元気なんてことを言えるのは、式亭三馬が若いのか健康なんでしょうかね。でも冬は陰気とか暮れはまごつきと言ってるので、そうでもないのかもしれませんが。

子供の頃は猛暑でも厳寒でもなんともなかったですが、年齢と共に衰えてきます。
でも感覚とか感受性というのは歳を取ると共に冴えてきますね。
芸術家がかなりの高齢でも活躍している場合が多いのがその証拠。
もちろんあまり長寿になれば頭脳も衰えてくるのでしょうが。
マウントエレファントさんは春がお好きな方のようですが、夏の日中はロードバイクをこぐのは大変でしょうね。

2015/07/25(土) |URL|☆バーソ☆ [edit]

Re: 春夏秋冬

aishinkakuraさま ありがとうございます^^)
春と秋がいいのは誰でもそうであると思いますが
それは猛暑が去ってから秋がくる。厳寒が去って春がくるからなのでしょう
なるほど。確かにそうなんでしょうね。猛暑や厳寒があるから、そうではないときの心地よさが分かる。身体の不調があるから、そうではないときの有り難味が分かる。貧乏があるから、カネがあるときの有り難味が・・・いや、健康もカネもいつも常にたっぷりあるほうがいいですね。(笑)

最近は夏の暑さが以前より厳しいですね。歳のせいもあるかもしれませんが、街にコンクリートが増えたせい、地球の温暖化のせい、そしてエアコンに慣れてしまって人間の耐える力が弱まったせいもあるでしょうか。
文明は人間を堕落させることもあるのですね。

2015/07/25(土) |URL|☆バーソ☆ [edit]

四季

四季の移り変わりの
途中も好きです。

冬から春に移り変わる頃は、
嬉しくてしょうがない。

春から夏になるころは、
さあ、食べるぞー!

夏から秋になるころは、
ちょっとセンチメンタル。

秋から冬になる頃は
行事が多くて忙しい、

そんな流れも四季があるからですね。

ああ、四季よ、ありがとう。

2015/07/25(土) |URL|森須もりん [edit]

Re: 四季

森須もりんさん ありがとうございます^^)
冬から春に移り変わる頃は、 嬉しくてしょうがない
おやまあ、子供みたいなうれしがりようですね。
春~夏は食欲的。夏~秋は感傷的。秋~冬は活動的。
で、「おお、四季よ、ありがとう」ですか。うーん、すばらしい。
森須さんは、季節でも何にでも鋭敏な感覚で反応するのですね。

私は秋が好きです。ひとつは服装のおしゃれができ時期だからです。街を歩く女性のファッションを見るのも楽しみです。
たとえば色。濃いブラウンは、春には似合わないし、夏には暑っ苦しい。でも秋は木々の緑や紅葉や涼しげな空気によく似合うんです。マゼンタやパープルだって秋がいいですよね。

秋は美術展に行くのもいいし、音楽を聴くのもいいし、シャンソンなども歌いたくなるし、何となく自分の感覚が、柄にもなくゲージツ的になるのが好きみたいです。(笑)

2015/07/25(土) |URL|☆バーソ☆ [edit]

おはようございます。

春・・・浮かれ心に気をつけて
夏・・・秘密に気をつけて
秋・・・寂しい心に気をつけて
冬・・・真実をみつめて春を待つ

春・・・菜花
夏・・・ひまわり
秋・・・コスモス
冬・・・クリスマスローズ

春・・・決算期
夏・・・イベント期
秋・・・予算期
冬・・・予算確定期

春・・・出あい
夏・・・高めあい
秋・・・確かめあい
冬・・・疑いあい

春・・・青年
夏・・・成年
秋・・・中年
冬・・・高年

勝手なイメージです。(*^_^*)

2015/07/25(土) |URL|Miyu [edit]

Re: おはようございます。

Miyuさん ありがとうございます^^)
おお、すばらしい。よくぞいろいろ考えてくださいました。
「春夏秋冬」の五連詩ですね。

●いちばん気に入ったのはこれ。

 春・・・浮かれ心に気をつけて
 夏・・・秘密に気をつけて
 秋・・・寂しい心に気をつけて
 冬・・・真実をみつめて春を待つ
「秘密に気をつけて」とは、ひと夏の恋という話でしょうか。私はまったく知らない世界ですが。「寂しい心に気をつけて」は自分にも経験があります。要注意なんですね。はい。わかりました。「真実をみつめて春を待つ」。急ぐ心はいけない、じっくり春を待つ。なるほど、じつに教訓的コメントです。

●二番目はこれです。

 春・・・出あい
 夏・・・高めあい
 秋・・・確かめあい
 冬・・・疑いあい
3か月たつと「高めあい」、6か月目には「確かめあい」、9か月目には「疑いあう」仲になる。うーむ、そうですか、男女の関係とは難しいのですね。

「クリスマスローズ」検索しました。大仰ではなく、控えめで、柔らかで上品な色調。みゆさんみたい(スリスリ)。この花のブーケもなかなかきれいですね。
「コスモス」も好きです。秋の青空によく似合います。花言葉は純真。
Cosmosの語源は「秩序」で、「宇宙」という意味があるのですね。

2015/07/25(土) |URL|☆バーソ☆ [edit]

漢字はうまく出来てますね。偏を代えるだけで色んな意味の言葉になりますね。
春夏秋冬と言えば泉谷しげるの歌が浮かびます。ビバルディの「四季」など最初の春はいかにも春〜〜 希望!のような明るさですが、泉谷のはいきなり「季節のない街に生まれ」と始まって、物悲しくせつない。それがしっくり来るというのも慎ましく生きる日本人の庶民の感傷的なものなのかな。
円生さん懐かしいですね。落語は小さいときから一人でよくTVで見てましたよ。OL時代に三越名人会で円生、小さん、志ん生を聞きました。ナマで見ておいて良かったです。春は浮気なんでしょうかね〜 秋は塞ぐ…ですか。医学的には塞ぐ人は春が危ないと言いますね。
出会いは夏、恋をして燃える夏、秋は人恋しくて、冬は人肌欲しくなり…。春はどうしましょ。春は萌え〜〜ですね。

2015/07/25(土) |URL|carmenc [edit]

Re: タイトルなし

carmencさん ありがとうございます^^)
じつは最初、春の詩を特集(?)しようと思って調べたとき、
泉谷しげるの歌も見つけました。

 春をながめる余裕もなく
 夏を乗り切る力もなく
 秋の枯葉に身をつつみ
 冬に骨身をさらけだす
うまい詞ですね。失礼ながら、あの顔に合ってるような気がします。この歌詞、この後がなかなかしぶといというか、したたかですよね。

ビヴァルディの「四季」や「春を愛する人は心清き人~」の歌と共に、そのうち記事にしようかと思ったので、その歌詞はメモに保存してあります。

医学的には塞ぐ人は春が危ないと言いますね
そうですか、春は気が発散されやすい空気感がありますね。ならば「春浮気」よりも「春浮き浮き」のほうがいいでしょうか。字余りですが。落語は、私も圓生、志ん生、小さんが好きなんですが、テレビでしか聞いてないので残念です。

出会いは夏、恋をして燃える夏、秋は人恋しくて、冬は人肌欲しくなり…
春はどうしましょ。春は萌え~~ですね
冬が特にうまい。オチも決まってます。carmencさんは相当鳴らした、
という言い方は古いですが、かなり萌え~~るほうじゃないですか。口紅はルージュか濃い紅じゃないですか。文章や写真を見るとそんな気がします。

2015/07/25(土) |URL|☆バーソ☆ [edit]

こんばんは

清少納言から円生まで・・・、まあ博学多識、奔放自在、自由闊達、
豪放磊落、焼肉定食(だんだん関係なくなってきた(笑))・・・。
魚へんの春夏秋冬。全然読めなかったけどごろ合わせとともに覚えました。
私も作ってみました。
「春は金田一、夏は山本、秋は中禅寺、冬はマザコン」
そうそう、最近観た映画「(500)日のサマー」
主人公のトムは奔放なサマーに振られるんですが、次に出合う女性の名前が
オータムなんですよ。やはり夏をやり過ごさないと秋が来ない。
https://youtu.be/73MCarRn-4w?t=1h40m15s

2015/07/25(土) |URL|エリアンダー [edit]

Re: こんばんは

エリアンダーさん ありがとうございます^^)
自由闊達、 豪放磊落、焼肉定食(だんだん関係なくなってきた(笑
百鬼夜行、鬼哭啾啾、魑魅魍魎を出しとけばおおむね間違いないですよ。

それにしても、さすが、文学とビジュアル関係の春夏秋冬。こうくるとは思わなんだ。シュンカを惜しんで用意シュウトウに考えましたね。(笑)

金田一春彦、山本夏彦はすぐ分かりましたが、その後の二人が分からない。
で、検索しました。
中禅寺鬼彦は漫画家ですか。マザコン冬彦は佐野史郎が演じてるドラマ。
マンガもドラマも縁がないので、この二人の名は初耳でした。

金田一さんは辞書で知ってる人。本は1、2冊読んだような気がします。
(いま写真を見たら、広告評論家の天野祐吉に印象が似てると思いました)
山本さんの本は7~8冊ぐらい読みました。切れ味の鋭い文章を書く人で、
銀行を高利貸と言う人でした。

「(500)日のサマー」。1時間41分と長いので今晩はやめときます。
秘書がサマー。ははあ、例の軽井沢の夏の楽しむ話を思い出しましたよ。
次の女性がオータムなんですか。運命の相手というのは夏に出会うものではない、秋のほうがいい、ということは映画を見ないでもよく分かりました。

2015/07/25(土) |URL|☆バーソ☆ [edit]

お久でございます。

春夏秋冬、思い出すのは22歳の夏に出会った泉谷しげる。

それと韓流ブームが一段落した頃に、冬のソナタ、夏の香り、秋の童話、そして柳の下にドジョウはもういなかった感の、春のワルツ、あの頃のおばちゃん族に負けじとハマりまくりました。

で、最後はばく作「春夏秋冬」のショック、いや、食句をば。
春、ベーリング海の紅を食らう(冷凍物ですが)。
夏、オホーツクのトキで一杯。
秋、もちろん十勝産の秋味で・・
冬、当然ほっちゃれのルイベを燗酒で・・。

2015/07/26(日) |URL|ばく [edit]

Re: お久でございます。

ばくさん お久しぶりです。ありがとうございます^^)
うーん、知らない単語がいっぱい出てきました。
「冬のソナタ」は名前だけ知ってましたが、他は全部検索しました。
「夏の香り」「秋の童話」「春のワルツ」は韓ドラのシリーズものですか。

●「ベーリング海の紅」は、紅ずわいがに。
●「オホーツクのトキ」は、春から夏にかけて回遊しているシロザケはトキと呼ばれる。ああ、鳥じゃないとは思ってましたが。鮭でしたか。
●「十勝産の秋味」。これは知ってました。秋のおいしい鮭のことです。
●「ほっちゃれのルイベ」。これは産卵後のサケをほっちゃれと言う。ルイベとは魚介類の料理の一種。冷凍保存した魚を凍ったままで味わう。

ははあ、やっと分かりました。
「北海道の味の春夏秋冬」でしたか。

いや、待ってくださいよ、紅ズワイガニじゃなくて、ほんとは紅鮭でしたか。
そうなると「北海道の鮭の春夏秋冬」。
なるほど。これで決まり。なかなかの力作ですね。
「サケ」シリーズなので、最後は「燗ざけ」で〆るのですね。(笑)

2015/07/26(日) |URL|☆バーソ☆ [edit]

春は桜、花びらの迷路が別れの時を告げます
夏は向日葵、風が通り抜けて樹の葉を鳴らします
秋は秋桜、隙間風に枯葉のにおいがします
冬は六花、冷たい風が静寂を運んできます

春は菜の花ごはん、色すらも美味しいです
夏はカレーライス、暑い時はこれです
秋は芋の煮っ転がし、収穫に感謝
冬はおでん、皆でつついたあの頃が懐かしい

春は鮃の刺身、穏やかにしみじみと一杯
夏は鰹の土佐造、がっと食べてきゅーっと一杯
秋は秋刀魚の塩焼き、表で七輪に向かって団扇で仰ぎながら一杯
冬はホッケの干物、ストーブの上で焦がしながら一杯

春はつちのこが多食
夏はつちのこが大食
秋はつちのこが暴食
冬はツチノコが爆食

2015/07/26(日) |URL|miss.key [edit]

Re: タイトルなし

miss.keyさん おお、ありがとうございます^^)
うーーん、うまい。さすがにたいしたもんだ。感銘を受けました。
最初の花と風の四季。花だけでなく風を絡ましたところなんか、凝ってる。

「花びらの迷路が別れの時を告げます」とか、
「夏は向日葵、風が通り抜けて樹の葉を鳴らします 」とか、
「秋は秋桜、隙間風に枯葉のにおいがします」なんざ、詩的です、素敵です。
さだまさしの《うす紅の秋桜が秋の日の何気ない陽だまりに揺れている》よりも リアリティがあります。

「六花」とは雪の異称。これもさすがに文学的教養が滲み出てますね~。
で、「冷たい風が静寂を運んできます」ときましたか。
うむむっ、まいりました。芥川コメント賞を差し上げたいぐらい。ほんと。

次の食の四季は、子供の頃のmiss.keyさんちのおふくろの味っぽい。
魚を肴の四季は、現在のmiss.keyさんの日常っぱい。ちとわびしさもあるが。

最後のつちのこの四季。miss.keyさんも、やはり子供中心の人生なんですね~。
「多大暴爆」なら食費が大変。だから、つちのこ君は丸々太ってるのですか。

さすが「藤花幻」の名を名乗ってるだけある、と非常に感心しました。(@_@)
猛暑で、大変忙しいでしょうに、誠にありがとうございました。

2015/07/26(日) |URL|☆バーソ☆ [edit]

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2015/07/27(月) || [edit]

こんにちは

私事で恐縮ですが、若いころに東南アジアを旅行した時のこと。向こうは年中暖かくて四季がありません。
細い葉が数十センチにに伸びてダランと垂れた葉の木がありました。日本人は誰もその木の名前が分かりませんでした。これは戦争中に日本の兵隊さんが日本の風景を懐かしんで植えた松の木だったのです。風雪に耐えたりしない、つまり四季のないところで育った松は、我らから見ればだらしない。
四季で年輪を刻んでいくのでしょう。

「苦労、年輪、樹は育つ♪」
北島サブちゃんの「年輪」という歌の中でリフレインされるこの歌詞とおなじで、苦労の季節を経て人は育つ。そう思うのです。人生は演歌だよ、と言われる所以でありまして、演歌はヴィバルディに決して負けてませんね(笑)。




2015/07/27(月) |URL|花渡川 淳 [edit]

Re: こんにちは

花渡川 淳さん ありがとうございます^^)
 世界には年中猛暑、年中極寒という地域もあるようですが、東南アジアというと、四季というよりは乾季 時々雨季という感じなのでしょうかね。
 で、松は荒地でも育つ樹のようですが、暑さにはだらしがない。やはり四季の気候で訓練されないとだめ、という深いお話ですね。(^^)

 ビヴァルディの四季は、小鳥が飛んでる、花が咲き乱れる、寒さで歯が鳴るといった具合に軽くて情緒的なのに対し、演歌のほうは「雪の重さを はねのけながら」とか「よくぞ耐えたと笑う風」とか、苦労と忍耐に渋さと深さもあり、人生の重みというか、確かに日本人の共感を得やすいものが含まれてますね。
 
 日本人に辛抱強さや節操があるのは、四季があるせいもある。四季が人生の年輪を育んできた。苦労の風雪を経て人は育つ。演歌には人生の教訓が秘められている。演歌はヴィバルディに決して負けてない、というお話。よ~く分かりました。でも私、現実の人生で散々艱難辛苦に耐えてきたせいか(笑)、昼間、独りで静かに聴くのであれば軽くて明るいイ・ムジチの『四季』の「春」がいいですね。すみませんね。愛想なしで。(^_^.)

2015/07/27(月) |URL|☆バーソ☆ [edit]

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2015/07/28(火) || [edit]

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2015/07/31(金) || [edit]

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