「バーソは自由に」

考え方はいろいろあるから面白い。

 日々、その時々に、ばら色の人生あり。 

いちばん好きな花は?と聞かれれば、私は「バラ」です。

ティーカップを買うときはバラ柄に目が行きます。
庭園ならバラガーデンに行きたくなります。
衣服だってバラ柄・・・いや、柄物は一着もなく、靴下や下着も全部、無地です。

インテリアは、アンティーク物や、ペイント塗装が剥げかかって少し古びた感じに
見える物が好きなので、「バラ」は漢字で「薔薇」と書いてもイメージが合います。
書けませんが。

書棚にバラの本が一冊あります。バラのボタニカルアート(植物画)集です。
『ルドゥーテのバラ』 タッシェン・ジャパン発行
バラ 086

ピエール=ジョゼフ・ルドゥーテ (Pierre-Joseph Redoute 1759-1840)
現在のベルギーで生まれた。「バラの画家」「花の画家」として知られている。
西暦1800年頃、ナポレオン1世の最初の妻ジョゼフィーヌは特にバラの花に関心を持ち、
マルメゾン城に庭園を造り、世界中からバラを蒐集していた。
王立植物園博物館の絵画技師で、植物解剖学を学んだドゥーテは、
皇后ジョゼフィーヌの庇護のもと、美しいバラの水彩画を多数描いた。


ばら2 013 bara再撮 010 bara再撮 018

幾重にも積み重なる芳醇な花びらと、それに私は、この赤に感じるようです。
この赤は、熱情の赤、聖なる真紅、神秘的なルージュ。濃密な香気を放つ色です。

                     _ _ _ _ _
              
バラのシールのデコパージュ
板の角を少し削り、バラなどのシールを切ってバラバラに貼り、クリアラッカーを
厚めに塗り重ね、ちょっとアンティークふうに仕上げました。板は105円。

dekopaju.jpg
                     _ _ _ _ _

バラの曲と言えば、「酒とバラの日々」や「バラと刺青」「バラ色のメヌエット」とか、
「ブルーレディに赤いバラ」「ザ・ローズ」「バラが咲いた」「野ばら」「テキサスの
黄色いバラ」を思い出しますが、私は「バラ色の人生」がいちばん好きですね。この曲を聴くと、
なぜか切なくなり、やるせなくなります。目が少しうるうるしてきます。はい、軟弱です。

シャンソンの名曲「バラ色の人生」。
La Vie en roseはエディット・ピアフ(1915-1963)が1946年(昭和21年)に歌った
彼女の代表曲。ピアフ作詞、ルイ・グリェーミ作曲。



ピアフは、1944年(昭19)に『ムーラン・ルージュ』に出ていたイヴ・モンタンに恋をし、
すぐに同棲を始める。彼の才能を見出し、シャンソン歌手として育てあげるが、
やがてモンタンが世界的なスターになったとき、彼のもとを静かに去る。
そのモンタンとの恋の喜びを想って作ったのが、この「La vie en rose」。
じつは作曲もピアフ自身がしている。

この曲は第二次世界大戦のドイツ占領下で書かれた。この時期、ピアフは大変な成功を収め、
大きな人気を獲得した。ワン・ツークラブでドイツ軍高官のために歌を歌い、
彼女はフランス兵捕虜との写真を撮る権利を得る。

それは表面的には士気向上のためとして行われたが、捕虜たちは彼女と共に撮った写真から
自分の顔の部分を切り取り、脱走計画に使う偽造文書に貼り付けた。
ピアフのレジスタンス運動への貢献はよく知られており、多くの人が救われた。


マレーネ・ディートリッヒ(Marlene Dietrich)も歌っています。→コチラ
  
                     _ _ _ _ _

「バラの花を別の名前で呼んでみても、甘い香りは失せはしない」
(シェークスピア「Romeo and Juliet」のジュリエットの言葉)

ちょっと前、たまに行く大型スーパーでレジのおばさんから、「何ですか? 
いいにおい」と聞かれました。その日はファブリーズ じゃなかった、オーデコロンを
つけていたのですが、「シンプルで、クセのない、いいにおい」と独り言のように言い、
そのあと二度ほど偶然にそのレジになったとき、こちらの顔をチラと見て、
話しかけてきたんですよ。ちなみに、その人は他の客には全く話しかけず。
これ、シェークスピアとは次元が違って、甘くも切なくもない話ですが。
             
バラ左3
参考:『ルドゥーテのバラ』、Wikipedia。

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薔薇の話しと関係ないけど
その昔、若い頃、細い頃、マレーネ・ディートリッヒに似てるねって
全く違う人に 2度 言われたことがあるの
今見ると 最高のお世辞だとしても
全く似てない
どうしてそう言われたのかな~(?_?)

2014/02/08(土) |URL|babatyama [edit]

薔薇

バーソ様
おはよう御座います。

さすがに今回は薔薇をテーマにされていますので全編お洒落ですね。
アンティーク調がお好きなのですね。私も好きなのですがアンティーク
とだらし無さは紙一重なのでなかなか踏み切れません。
薔薇の曲といえばヘンリー・マンシーニの名曲、酒と薔薇の日々が
大好きです。あまり有名ではありませんがパット・ブーンのバージョン
が甘い歌声で好きです。昔カラオケで歌っていましたがノリが悪い
ので不評でした。

愛新覚羅

2014/02/08(土) |URL|aishinkakura [edit]

Lady-babaさん ありがとうございます^^)

ディートリッヒに似てるとは、いい話じゃないですか。
あんな個性的な美女は、今にいたるまでいないような気がします。
そういえば、昔パリで撮ったご両親の写真も
いい男といい女の、上品なカップルでした。
babaさんはディートリッヒに似てるところがあるのですね。
お若いときのでいいので、一度お顔をブログで見せてくださいよ。

2014/02/08(土) |URL|☆バーソ☆ [edit]

aishinkakuraさん ありがとうございます^^)

ああ、全編洒落ですか。そう言われると、うれしいです。
おおむね、ちょっと古くて、形や色のいいものが好きですが、
ただ昭和の家具はいけません。レトロというそうですが、
どうも造形が貧乏くさく、あまり好きじゃないですね。
パットブーン。動画を探して聴いてみました。
他に、「砂に書いたラブレター」も思い出しました。
甘い声です。なら、aishinkakuraさんも甘い声ですね。

2014/02/08(土) |URL|☆バーソ☆ [edit]

やっと雪が止みました

こんばんは、たった今やっと雪が止みました。駐車場で
測ってみるとなんと!27cmも積もっています。
えっ、下着バラの柄? あっ早とちりしてしまいました。
んなわけないですよね(笑)
今日もバーソさんの記事は読みごたえがありました。
宮廷画家ルドゥーテ、はじめて知りました。Wikiをみると、
女性かと思ったら男性だった。
バラ色の人生、愛の賛歌、いつ聞いても哀切感がありいい歌です。
エディット・ピアフの生涯も壮烈ですね。数年前映画に
なりました。そうそう、ピアフじゃないけど「モナムール・モナミ」も
なかなかいいですよ。
http://youtu.be/bc2Rsd7n7JM

2014/02/08(土) |URL|エリアンダー [edit]

エリアンダーさん ありがとうございます^^)

うちのほうは20センチ位。風が強かったせいか、車のマフラーにも入ってました。

「哀切感」。なるほどなるほど、この言葉はぴったり。思いつきませんでしたよ。
哀しげな曲はいいですね。日本人好みなんでしょうか。
ピアフの映画。私もテレビで見ましたが、だいぶ以前の映画だったのかも。
というのは、マリオン・コティヤールではなくて、知らない女優でしたので。

「モナムール・モナミ」。どこかで聞いたような曲名だなあと思いながら
いまYou-Tubeを聴いたら、なんとマリー・ラフォレじゃないですか。
まあ、懐かしい。この名を聞いたのは久しぶりです。
♪サントロッペ~と歌う「赤と青のブルース」を思い出します。
シャンソンも歌ってるのですか。一度聴いてみたいです。(^J^)

2014/02/09(日) |URL|☆バーソ☆ [edit]

おはようございます。

ラフォレ、さすがバーソさん。よくお分かりに。
ラフォレは「太陽がいっぱい」でドロンと絡んでいましたね。
眼の大きな美しい女性で、歌手でもあるらしいです。
「8人の女」という好きな映画があるんですが、「モナムール・モナミ」が
使われていました。
http://youtu.be/PTh6M_CNAeU

2014/02/10(月) |URL|エリアンダー [edit]

お洒落なバーソ様

おはようございます。

はきだめにえんどう豆の花
そんなおいらですから、気品溢れるバラのお話に
は刺さり込めませんが・・

でもエディット・ピアフは好きですねぇ、SP盤
のちりちりノイズの中から震えるようなビブレッ
シブルな歌声は郷愁をそそります、つたって、ま
だおいらが生まれる前の歌なんですが(笑)

ああおいらも旅立つ前に一度オーデコロンなるも
のをこの身体に纏ってみたいものです・・

2014/02/10(月) |URL|ばく [edit]

エリアンダーさん ありがとうございます^^)

『太陽がいっぱい』は、日本中が貧しかった頃の映画。
あのイタリアの金持ちの瀟洒な暮らしが、えらくまぶしかったですね。
ドロンが靴を素足で履いていました。真似してみたいものだと思いましたが、
湿気の多い日本では無理。というより、当方の顔と生活スタイルでは全く無理。
眼の大きな女性が好きなので、ラフォレもまぶしかったですね。

『8人の女』。検索しました。アガサ・クリスティの小説のようなストーリー。
ダニエル・ダリューは、名前を知ってる程度すが、96歳で、まだ存命ですか。
がんばらなくては!。(笑)

2014/02/10(月) |URL|☆バーソ☆ [edit]

ご訪問 _ 感謝

わがブログへご訪問いただいたみたいで感謝です。
貴ブログは、深い内容があちこちに鏤められているようで
さっそくフェイバリットに入れてこれから少しずつ探索する予定です^^。
読書の大家でもおありですね。
はじめからこんなことを書いて誠に失礼ですが、
拙著『おしょうしな韓国』というエッセイ集、
アマゾンなどから閲覧可能です。
一度お読みいただければ、誠に光栄に存じます。
韓国生活25年になるわたくしの体当たり体験記のようなものです。
今日も一日、元気にいきたいですね。
添付の音楽もうれしいです。

2014/02/10(月) |URL|天安 [edit]

ばくさん ありがとうございます^^)

まあまあ、いつもいつもご謙遜で、恐れ入ります。
同様の比ゆをすれば、私など、えんどう豆の、そのカケラ粒のようなもの。
私のほうは、ベンツやボルボの取っ手にも触ったことがない人間ですからね。

ピアフは第一次大戦中に生まれた歌手。私も彼女の全盛期を知りませんが、
あの時代のシャンソンを聴くとシビレます。
ノイズが混じった古いSPの音も味があって、いいですねー。

オーデコロンなるものを一度纏いたいなどと、何をおっしゃいます。
過去、シャネル№5をつけた女性を身辺に大勢 はべらしてきたであろう、
そうに違いない、と愚見では推測しておりますですよ。はい。(^ム^)

2014/02/10(月) |URL|☆バーソ☆ [edit]

天安さん ありがとうございます^^)

韓国在住で、言語学の大学教授で、千島学説に興味をお持ちとは。
そんな偉い方の訪問を受けて恐縮です。おしょうしな、です。
韓国の文化や暮らしには縁がなかったのですが、
『おしょうしな韓国』。Amazonの書評を見ると、面白そうな本ですね。
いま日韓関係は、あまりかんばしくありませんが、
せっかくの隣国なのですから、もっと仲良くなってほしいものです。
私のほうも、またおじゃまさせていただきますね。(^J^)

2014/02/10(月) |URL|☆バーソ☆ [edit]

ばらのお話もすてきだけど、最後のエピソードがとっても素敵。コロンのかおりで存在を印象づけるなんて、バーソさんも素敵だし、そのレジのかたも素敵なかたですよね!ちょっとした出来事が、生活のエッセンスになっていくのだなぁって思いましたよ。

2014/02/10(月) |URL|abe [edit]

abeさん ありがとうございます^^)

あんなことを素敵だと言っていただいて、うれしいやら、恥ずかしいやら。
もう浮いた話なんか無いトシになりました。あ、もともと無いんですけど。
食料品の買出しで、オーデコロンの噴霧し過ぎは不適切ですよね。
まれさんは、いつもいい香りを漂わせているようなイメージがありますが、
きっと派手めのお顔と、絵のきれいな色を思い出すからでしょうね。(^^)v

2014/02/10(月) |URL|☆バーソ☆ [edit]


おおっ、TASCHENのアイコンシリーズ!
僕もTASCHENの美術本は大好き・・・つうか、
日頃からお世話に(眼の保養として、デス(笑))なっております♪

ルドゥーテの画集は、薔薇だけでなく様々な植物が描かれたものを
一冊だけ持ってるんですが、対象物のディテールや構成を、
実に優れた審美眼で捉えていますよねえ。。。

薔薇は、写真よりもボタニカル・アートのほうが好きかもしれません。
逆に、絵画的に仕上げるのに向いているモチーフ・・と言えるのかも?!

あ、一時期流行った漢字を分解して覚えるってのにハマってまして(笑)
“薔薇”は、サ+土+人+人+回+サ+微+一で、
「サドの人々、回転寿司はサビ一番」と覚えました(爆)
ちなみに“鬱”は、林+缶+ワ+米+コ+ヒ+三で、
「リンカーンはアメリカンコーヒーを3杯飲んだ」・・・(んぷっ!)
状況はメチャクチャですけどネ、意外と記憶しちゃうモンです〜(^^;)

ラストのエピソード・・・ 十分に甘く切ないですよぉ〜♪

2014/02/12(水) |URL|G.D.M.T. [edit]

G.D.M.T.さん ありがとうございます^^)

TASCHENの美術本もルドゥーテの画集も持っているんですか。
さすが、美術関係はお強いですねー。

ボタニカルアートは写実的に描けばいいように思えますが、
でも「実に優れた審美眼」と言われると、そうなんですか。
やはり技術に加えて、優れた感性も必要なんですね。

「サドの人々、回転寿司はサビ一番」は、
面白いので、覚えるようにします。
覚えますと言わないところが私の正直さです。(笑)
「リンカーンはアメリカンコーヒーを3杯飲んだ」
は知ってました。でもすっかり忘れてました。
意外と忘れちゃうモンです~。(^^;)

2014/02/13(木) |URL|☆バーソ☆ [edit]

こんにちは

久々に「バラ色の人生」、きいてみました。
私も大好きな歌です。

ピアフの捕虜を助ける話が、大大大好きです。
シャネルと正反対な生き方をしてますね。

デコパージュも作られるのですねえ、バーソさんは、
何でもできる方ですね。
デコパージュ、とても素敵です。
冒頭のバラの本も素敵です、横の時計? 
も、とってもいいですね。

バラは、やっぱり大きな存在だなあ。

2015/07/17(金) |URL|森須もりん [edit]

Re: こんにちは

森須もりんさん いつもありがとうございます^^)
シャネルの特集番組を見たことがありますよ。女は窮屈な服装をするという当時の固定観念に疑問を持って新しいファッションを創り上げましたひとです。敵国の親衛隊将校と懇意になったので、戦後は大変な人生だったでしょう。

ピアフの映画も見たことがあります。このひとも貧乏から這い上がって苦労を重ねた人のようです。身長は142cm。でも音楽の才能は天性のものです。シャンソンなら、現在に至るまで、このひとに敵う歌手はいないような気がします。

デコパージュは水彩で絵を描いて、それを切り抜いて板に貼って、今まで何枚か作ったことがあります。森須さんならもっと上手に作れそうですね。
本の横に置いてあるのは軍用に見えるコンパス(方位磁石)です。デザインが気に入って買いました。

2015/07/17(金) |URL|☆バーソ☆ [edit]

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