「バーソは自由に」

考え方はいろいろあるから面白い。

 元始、女性は太陽であったが、後に男性が取って代わった。 


元始、女性は実に太陽であった。……今、女性は月である。

これは平塚らいてう(雷鳥)が出した文芸誌『青鞜』創刊の辞でせいとう(ブルーストッキング)す。
大正ー昭和の女性解放運動家の言葉としてよく知られています。


歴史には、まれに女帝や女王が登場しますが、統治者は、ほとんどが男性です。

昔から男社会だと思えるのに、どうして元始は女性が太陽だったのでしょうか。


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 画像はおおよそアール・デコ時代のものを拝借しています。本文とは直接関係がありません。


「女性は太陽だった」とは、天照大神の意だとか、女性は子を産んで豊穣をもた
らすからといった解釈があるようですが、非常に興味深い説明が一つありますよ。



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初めに女神があった。やがて男の神が現れ、神の座を奪った。
(ニール・D・ウォルシュ著『神との対話③』の78~90ページを要約しています)


●歴史の初期、地球は《母系社会》だった
古代では、統治者の地位も、宗教的な権威も、商業、科学、学問、癒しの分野で
の影響力のある地位も、すべて女性が握っていた。女性は太陽だった。神だった。

男性は、ただ肉体労働をし、子供たちを護るだけ。働きバチのようなものだった。
女性の卵子を受精させることと、重い物を動かす以外にさして重要性がなかった。


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●そのうち、男性の中に《権力》を欲する者が現れた
不満を持つ男どもが、女性の指導者から力をもぎとりたいと考え、《邪悪な者》
すなわち悪魔を発明し、悪魔に対抗するには《力ある神》が必要だと言い出した。

悪魔が存在する根拠は『腐ったリンゴ』という理屈だ。女性たちは経験上、どう
しても《ワル》になる子供がいて、特に男の子がそうなりやすいのを知っていた。

男どもは、「母なる女神だって、じつは悪魔が巧みに姿を変えて我々をだまして
いるのかもしれない」と言って、他の男たちに不安の種を蒔き、反乱を起こした。


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●その次に、男の神が悪魔をやっつける「神話」が創り出された
ある日、善である女神が子供を産んだが、その息子は母親に反抗し、玉座を争う
までになった。いくら愛のあふれる母神でも許せないので、息子を追放した――。
こうして出来の悪い、狡猾な息子の神話が作られ、悪魔が存在するようになった。

ではその悪魔を力で抑えられるのは誰かということになった。思いやりや智恵や
洞察力では女性が勝っていても、圧倒的な力が必要なら、男性の出番ではないか。
こうして力の強い男性の神が創造され、女神とともに神話の中の主人公になった。

神話には、女神に嫉妬し、女神のために闘い、女神を巡って争う神々が出現した。
愛は、それまでの母のような優しい愛から、荒々しい力で保護する愛に変わった。


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●神性に関する考え方が一変し、《父系社会》に変わった
貢ぎ物や献身や愛を要求する、絶対的な《唯一神》が権威で人々を支配し始めた。
嫉妬深く、怒りっぽく、いい加減な者に容赦なく、どんな反抗も見逃さない神だ。

この専制君主のような神は想像上の産物だが、あまりにも長く想像し続けたので、
実体を持ち始めた。今でも人々は、人を死後に裁いて罰する神におののいている。


こうして、元始、女性は太陽であったが、やがて男性が取って代わったのだ。


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神は、何が一番の関心事か? 聖書の神を例にします。

●旧約聖書は、神への絶対的な忠誠を要求しています。
たとえばモーセの『十戒』は、その命令から始まっています。※1
「あなたは私(エホバあるいはヤハゥエ)の他に、何者をも神としてはならない」
「私は、妬む神であるから、私を憎むものは、父の罪を子に報いて、三、四代に
及ぼし、私を愛し、戒めを守るものには、恵みを施して、千代に至るであろう」


●新約聖書でも、神を愛すべきことが要求されています。※2
「心を尽くし、精神を尽くし、思いを尽くし、神を愛せよ。これが第一の掟だ」
「死に至るまで忠実を示せば命の冠を与えよう」「(神の遣わした)子(イエス)を
信じる者には永遠のいのちが与えられるが、信じない者には神の怒りが留まる」


つまり神の第一の関心事は、人間から愛され、忠実に仕えてもらうことなのです。


●聖書の神は、近隣の国の《世襲独裁者》と、よく似ていると思いませんか。
人民は嬉々とした顔で、偉大なる元帥様を賛美崇拝。当人はいつもにこにこして
愛がありそう。新聞や書物、教育、歌はその偉大さを称え、忠誠を誓わせている。
だが独裁者は意に沿わない人間は誰でも平気で処刑して、じつは非常に怖ろしい。



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どうでしょう。男神生成の話はちょっと信じがたいとしても、
絶対神のイメージは、権力志向の強い男どもが作り上げたものとは感じませんか。


                 


私は、以前は長年、聖書の人格神のご意思を行ないたいと願っていました。
現在は、その神は宗教が教えているだけの実在しない神だと思っています。
宇宙の根源や見えない世界を信じることは、以前よりも強まっていますね。

※1:引用聖句は、出エジプト記20章3,5,6節。
※2:引用聖句は、マタイ22章37,38節、黙示録2章10節、ヨハネ3章36節。
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 選挙の名前連呼は、無駄撃ちCMだ、無駄金使いだ。 


ちょっと前、お隣り韓国の選挙運動をニュースでチラッと見たら、
候補者の前で、お揃いのTシャツを着た若い男女が歌いながら踊っていました。

あの国では、20年前から「踊る大選挙戦」が風物詩のようになっているそうです。
まあ、あほらし。

と思ったのですが、名前をただ連呼するだけの国は、もっとあほらし、です。
「あと一歩 もうひと押しでございます」なんてフレーズは、あほらしの極致です。

ただ名前を連呼するだけの選挙活動は、三流CMみたいで、コンセプトがない。
自分の特長を短く、ひと言でいいから、名前の前に付けたらいいのに。
以前、職場でそう言ったら、同僚から、今のままでいいんだと力説されました。


わたしは、政治にはまるでボンクラなのですが、
ブログ『天野祐吉のあんころじい』の国会改革案が面白かったですよ。
 
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天野さんはコラムニストで、雑誌『広告批評』の主宰者でした。
亡くなってから間もなく4年になりますが、私の好きな人の一人でした。

 天の声、地の声、人の声。その玄妙なる調和を聴く幸福。 


世界には「声」が三つある。

天の声、地の声、人の声だ。


人は、地の声、人の声は聞いている。
だが、天の発する声を聴いている人はあまりいない。



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※photos by pixabay.com.


 ミラーレスカメラにマウントアダプターで軟焦点レンズを使う。 


今月の最初の土曜七月一日は、陰暦では五月二十八日。
この日、降る雨を《虎が雨》と言う。

曽我兄弟が苦節17年の末、父の仇討ちを果たし、
兄・十郎22歳が斬り死にした日。

愛人の遊女・虎御前の悲しみの涙が雨となって降ると言われている。

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紫陽花 あじさい よ 街の楊貴妃 つゆぬれよ


(今回は《カメラ》のカテゴリです。梅雨時の花写真に文章を付けました)



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