「バーソは自由に」

考え方はいろいろあるから面白い。

 ダリアは、恋の花、不倫の花、裏切りの花。 

11月2日は北原白秋が永眠した日。昭和17年、57歳。

白秋は世評高くなった27歳のとき、姦通罪で逮捕され、名声が地に落ちた。
隣家の年上の人妻・木下俊子と恋に落ちたのだ。
(俊子は夫から絶縁状態だったが、すぐ正式離婚して白秋と結婚)

白秋が釈放直後に発表した初の歌集『桐の花』に、恋愛中に詠んだ歌がある。
君と見て 一期いちごの別れする時も
ダリヤは紅し ダリヤは紅し

もう二度と逢うのをやめようと最後の別れ話をしたとき、心の中は暗く
沈鬱なモノクロームの世界のようだったが、外で咲いているダリヤの花は
その紅さが印象的で、(狂おしく燃えている状態)であった、というような情景か。
※カッコ内は、ご自分の感想もしくは注釈を自由にお入れください。(笑)

一方、最初は愛し合っても、片方の熱が冷え、別れ話になる場合もある。
アンジェラ・アキさんが初めて同棲した男との思い出を綴った歌『ダリア』。
先日撮ったダリアをメインに、その失恋を語った詞を組み合わせてみました。

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写真は長野県茅野市『蓼科高原バラクラ イングリッシュガーデン』にて撮影。
色はたまらんちゃが濃ゆいめやっちゃがけんどん、濃ゆいは恋に通じると思ってください。
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 「情」薄ければ、人の世は味気なし。 

(イントロはカタめ、中盤はおかしなふう、最後は真面目そうな話です)

に働けば角が立つ。に棹させば流される。地を通せば窮屈だ。
兎角に人の世は住みにくい。―――夏目漱石『草枕』。

漱石は『文芸の哲学的基礎』の中で、
人間の「精神作用を知、情、意の三に区別」すると述べている。
 「知」を働かせる人は科学者や哲学者、
 「情」を働かせる人は文学者や芸術家、
 「意」を働かす人は政治家や軍人、豆腐屋、大工などがその例だそうだ。

この三つの中で「情」は軽く見られる傾向があるが、非情に重要である。
人は「情」で喜怒哀楽を感じ、生きている実感を味わうからだ。
もし喜怒哀楽がなければ、人生は無地無表情で、とてつもなく味気ない。

糸杉のある緑の麦畑

「情」で始まる熟語は「情愛」「情熱」「情緒」など、かなり数多くある。
が、ここでは「情」で終わる語を集めました。ま、見てやってくださいまし。

 見えないものを、理性で、心で、感覚で、見る。 

「二枚目男子と三枚目男子、どちらのほうが好きですか?」
 と、20~30代の女性にリサーチしたら、※1
「二枚目がいい」が24%、「三枚目がいい」が76%という結果が出たそうだ。

若い女性が「三枚目のほうがいい」と3倍も思う理由は、
「変に自分を作ったりせず、素のままの自分でいられるから」
「二枚目は近づきにくいが、三枚目は笑わせてもらえそう」
「付き合ったあと、彼の女性関係を心配せずにすむ」

うーむ、意外に二枚目はモテないようだ。
そうか、私が過去そうであった原因は、女性に心配をさせていたのか。(笑)

しかし三枚目でも、才能や財産があるか著名であることが必須条件だろう。
うーむ、私が現在そうである原因は、そういうことだったのか。(笑)

syagaru.jpg
ルネ・マグリット『恋人たち』1928

今回は、理知的な人は外を見て、感覚的な人は内を見る?という話です。

 自然も生命も人生も、すべてはフラクタクルだ。 

ノーベル物理学賞が梶田隆章氏に決定した。
中性の素粒子ニュートリノに質量があることを発見した功績による。
これによって素粒子物理学の定説が覆されたそうだ。

自然科学3賞では日本人の受賞者数は、2001年以降、世界2位。今や日本人が
西洋人に及ばないのは、体力差がものを言うスポーツ競技ぐらいじゃないですか。

ニュートリノは素粒子のひとつ。素粒子は物質の最小の粒。
素粒子で成るミクロの原子は、マクロな太陽系と形が相似しています。
共に、中心となるものとその周りを取り巻いているものがあります。

スーパーカミオカンデ6
東京大学宇宙線研究所のニュートリノ検出装置(光電子増倍管)出典

今回は「フラクタル」の話から、金子みすずさんの美しい詩の話になりますよ。

 閻魔は地蔵と同じであり、悪魔とはだいぶ違う。 

地獄の王と言えば、東に「閻魔エンマ」、西に「悪魔」がいる。
魔界だか心の闇だかに住まっているそうで、あまりお会いしたくない方々だ。

「地蔵」という菩薩がいる。石像になり、あちこちの路傍で独りさみしげに
立っている。東京・巣鴨のとげぬき地蔵は秘仏で非公開だが高齢者にモテモテだ。

この柔和そうな地蔵尊、じつは恐ろしげな閻魔大王と同一なのだそうだ。
そしてこの閻魔さんは、西欧の悪魔とは実体がけっこう違うようなのだ。

ギュスタ
             (地球に向かう堕天使ルシファー)
※画像はギュスターヴ・ドレ(1832-88)による『失楽園』や『神曲』の挿絵。

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