「バーソは自由に」

考え方はいろいろあるから面白い。

 「日本国憲法」は米国製か、日本製か。 

(人もすなる政治話といふものを我もしてみむとてするなり――その二)

現行の日本国憲法については賛否両論があります。
「マッカーサーが越権行為で作ったお仕着せ憲法だから、変えるべきだ」
「とにかく平和平和、平和第一。平和憲法は絶対守らなければいけない」

日本国憲法の制定過程には、GHQの押し付けがあったことは確かです。
しかし草案自体は、明治以来の自由民権運動家たちの思想をベースに、
実質的には日本人が作ったようなものだ、という強い主張があります。
(ちなみに帝国議会の衆議院は、賛成421、反対8の圧倒的多数で可決)

浅田飴8 出典
(横長の絵の画像は大正・昭和のマッチラベル)


私は政治オンチのほうですが、ここでは井上ひさし作の戯曲から、
戦前の法学者の憲法論を簡単にまとめてみました。
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 我輩は、夏への扉を探す、猫町のネコである。 

人生の旅は単に「同一空間における同一事物の移動」に過ぎないのか。

日本中、どこへ旅をしても、同じような町や村があり、同じような人間が
いて、同じような生活を繰り返している、と思ったことはないですか。
それらの人たちと自分は顔以外どう違うのか、と考えたことはないですか。

歩む道は同じように見えても、人生に対する考え方は一人ひとり違います。
猫が登場する3つの小説から、3通りの人生観について考えました。
  cat1qq2
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※猫小説から抜粋引用し、強引に「起承転結」でまとめましたが、
文章を短くしたいために一部省略した箇所があります。

 江戸の男は隠居してからの人生を愉しんだ。 

え~、落とし噺に出てくる人物は決まってまして、八っつあん、熊さん、ご隠居さん。
ご隠居さんってえのは いい身分でして、雑学をひけらかしたものです。

「んちわっ、ご隠居。毎日、ぶらぶらしてるってえっと、さぞ退屈でしょ」
 「ん? 別に退屈はしてないよ。あたしにも色々と道楽があるから」
「へぇ、ご隠居もすみに置けねえや。夜、そうっと別宅のほうに・・・」
 「そういう道楽じゃあない。和歌、俳諧だ」
「なんです? その馬鹿、ハイカラってえのは」

りゅうしう9
落語『雑俳(ざっぱい)』。You-Tube →春風亭柳昇三代目三遊亭金馬立川談志

ご隠居が「はるさめ」と風流な題を出すと、八っつあんが「船端を ガリガリ かじる
春の鮫」と五七五を詠む噺になります。江戸時代には若くして家督を息子に譲った
隠居がけっこうおりまして、借家を建てて大家になったり、隠居部屋で趣味三昧に
浸ったり、あるいは長屋に引っ越して、つつましく余生を楽しんだようですな。

 人民の、人民による、人民のための日本国憲法。 

(人もすなる政治話といふものを我もしてみむとてするなり)

「集団的自衛権」の問題で、マスコミ、ネットが沸騰している。
首相の横暴だという声もあれば、いや、当然で正しいという賛同もある。

政治の在り方を考えると、リンカーンのゲディスバーグでの演説を思い出す。
「人民の、人民による、人民のための政治」という有名なフレーズだ。

ここで「人民による、人民のための政治」だけで十分言い尽くされているのに、
なぜ「人民の」と述べられているのか、疑問に思ったことがないだろうか。

エイブラハム・リンカーンのゲティスバーグ演説。→クリック(別ページ)
rinkcoln.jpg
「government of the people~」は2分6秒から(声は違います)。

この「人民の」の「の」解釈については異論異説があり、なかなか面白い。

 言葉が相手に通じなくなるとき。 

意見が互いに噛み合わないときのフレーズに、こんなのがありませんか。
「話し合いが十分にされてない」→ ←「説明を丁寧にしている」。

政治家同士の会話については、こんな意見があります。
「両者の主張が違い、メンツもあるので、話し合っても平行線のままだ」
「民主主義は数の多いほうが正義なのだから、話し合いには意味がない」
「いや、誠意を持って話し合うべきで、そうすれば言葉は相手に通じる」

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photo by Thomas Leuthard

言葉は相手に正しく通じるのかどうかを、戯曲、聖書、小噺から考えました。

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