「バーソは自由に」

考え方はいろいろあるから面白い。

 ルビは、ふりがなという名のパラレルワー(ル)ドである。 

山手線四ツ谷駅横の「外濠そとぼり公園」は、江戸城外堀の姿を残す国指定の史跡である。
堀には貸しボート場があり、春は土手に並ぶ240本の桜が楽しめる。

小学5年生の頃、ボート場のお兄さんと仲良くなり、しばしば遊びに行っては、
裏の物置で見つけた講談社の講談本全集を片っ端から読んだ。

オレンジ色の表紙に「荒木又右衛門」とか「怪傑児雷也」と書いてある古びた本で、
難しい漢字が多かったが、ふりがなが振ってあったので子供でも難なく読めた。

当時の本とは違いますが、最新の電子書籍Kindle版『講談名作文庫』。
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漢字の横に付ける「ふりがな」は、昔の人が親切心で考案したに違いない。
※1、
「ふりがな」の活版印刷用語は「ルビ」※2。この賛否両論がなかなか面白い。


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 擬声語オノマトペを、詩人が、漫画家が、作家がうまく使っている。 

(ジョーク)
診察室で、医者が患者に訊ねた。
「で、症状はどんな具合ですか?」
「はい、先生、目がボオーッとして、頭がキーッとなって、てっぺんがジンジンして、
さらに頭のこっち側、レフトがですね、ズッキンズッキンと永久不滅に痛むんです」
「あのねえ、長嶋さんじゃないんだから、ボオーッ、キーッとか、ジンジンなんて、
そんなオノマトペを、いや、擬声語を使わないで説明できませんか」
「はい、ええと・・うーん・・う~む・・ああ~、先生、頭がガンガンしてきました」

普通の言葉とは比べ物にならないほどの情報量を持っているオノマトペ。※1
医者はこれにより、群発頭痛・片頭痛・緊張性頭痛などの病名が分かるそうですよ。

tran1p.jpg 出典
(英国と米国も閉鎖的になれば世界が頭痛になるかも?)

オノマトペは、物体が発する音や、何かの状態、感情を字句で表現したものですが、
日本人は工夫の名人ですね、いろんな擬声語・擬音語・擬態語を考え出しています。

 涙はストレス解消にいい。賢治ふうの「雨ニモ…風ニモ…」。 

は、笑いよりストレス解消にいいそうですよ。

●笑いは、NK(ナチュラルキラー)細胞を活性化させ、免疫力を高めて元気や活力を増加。
●涙は、モルヒネ様物質として知られるエンドルフィンを増加させ、緊張や不安を減少。

●生理的には、笑うより泣くほうがストレスが解消されるという研究結果がある。(※1)
●女性の85%と男性の73%が「泣いたあと気分がよくなる」と答えている。(※2)

●アリストテレスは『詩学』で、「悲劇にはカタルシス、すなわち観客の心に怖れ(ポボス)
 と憐れみ(エレオス)の感情を呼び起こし、精神を浄化する効果がある」と書いている。

涙を流すことは感情的にも自然であり、精神面の健康にもいいようですね。

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(1930年代のアメリカの雑誌「VANITY FAIR」の表紙を借用)
宮沢賢治の「雨ニモ負ケズ 風ニモ負ケズ」をもじった・・・・戯れ詩・第3弾を作りました。
大辞林にある「涙」の付く言葉を33個使用した涙の “もじりあーに・ぽえーむ”です。

 川端康成『雪国』の“国境”の読みと英訳の違い。 

日本語は味わいあり含蓄あり余韻あり。

「あのブロンド、AMラジオを買ったんだってな」
「ああ、午後も使えるって気付くまで1か月かかったらしい」
 (笑えるまで数秒かかるアメリカンジョークです)

昨今は英語表記が増え、あちこちが愚ろう、いや、グローバル化しています。
英文字は見た目がおしゃれっぽく、こればかりは日本語はかないません。
PCで文字入力をするときは、文字数26だけで変換不要の英語が羨ましくなります。

ですが、日本語は素晴らしい言葉です。日本語には、英語を上回る良さがあります。
それは含蓄や余韻があり、微妙な感情や意志の伝達ができるということです。

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(Free picture/pixabay)

誰でも冒頭のフレーズを知っている小説の一つに、川端康成の『雪国』があります。
英訳とどう違うのか、「国境」とはどう読むのか、が今回の話です。

 鰻と別嬪と厚化粧の関係。 

が来れば、鰻(うなぎ)のかば焼きを思い出す。
だが、鰻屋に行くと、「松>竹>梅」という階級制のゆえにひと悶着が起きる。
すなわち、
最上位の「松」はちょっと畏れ多いなあ、と生来の弱気と貧乏性がしゃしゃり出て、
といって下位の「梅」はちょっと情けないなあ、と男の意地らしきものが顔を見せ、
しばし逡巡のあと、結局は「竹」を注文して、たけえなあと心の中でぶつぶつ言い、
鰻に階級があるというよりは、食べるほうの階級意識がお家騒動を起こすのだ。

そんな客の心理を考慮して、「梅>竹>松」の逆順にしている店もあるそうだ。
ただし、元々は「松=竹=梅」と三者平等で、序列はなかったとか。

それにしても牛丼の『吉野家』では、なぜ普通盛を「並」なんて言うのだろうか。
「並一丁」と店員に言われると、「お前は並だ」と言われているようじゃないですか。
まあ、その通りなんですがね。なんせ牛丼屋に入る客ですから。

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歌川国芳「春の虹蜺」。鰻を食べているときに虹が出て、振り返ろうとしている。

今回は鰻屋の話から、すかんぴんじゃあなく、べっぴんとすっぴんの話になりますよ。
ついでに厚化粧と薄化粧、どっちがお好きですか。

  阿吽の呼吸で、空気を読み、吸って吐いて一生を終える。 

「空気を読む」という言葉がある。
 その場の雰囲気から状況を推測し、自分は何をすべきかを考えることをいう。
阿吽あうんの呼吸」という言葉がある。
 二者が互いの気持ちを感じ取り、息をぴったり合わせて行動することをいう。

しかし空気は読むものではない。空気は吸って吐くものである。

「阿吽」とは、サンスクリット語のアルファベットで最初の字と最後の字の音写。
 最初の字「阿/ア」は、口を開いて発音することから“吐く息”の意になり、※1
 最後の字「吽/フーン」は、口を閉じて発音することから“吸う息”の意になった。
  密教では、「阿」は万物の原因(理)、「吽」は万物の結果(智)を意味するとされる。

人は「オギャー」と声を出して産まれ、最期は「―――・・ ・ 」と息を引き取る。※2
その間、人は空気を吸って吐いてを繰り返し、ひとえに風の前の塵と同じになるのだ。

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飼い主と息ぴったりの柴犬マリの「新体操」演技。

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