「バーソは自由に」

考え方はいろいろあるから面白い。

 人間なんのために生きているかは、ひと言で言える。 

戸通の杉浦日向子さんが生前、こんなことを書いてました。
「何のために生まれてきたのだろう。そんなことを詮索するほど人間はえらくない」
なるほどねえ。今を粋に生きるほうが愉しいじゃあない?って言われてるみたいですね。

でも世の中いろいろ。こんな考えの人もいます。
「なんのために生まれて なにをして生きるのか こたえられないなんて そんなのはいやだ」
これは『アンパンマンのマーチ』の歌詞。やなせたかしさんの言葉です。

“あなたは何のために生きているのですか”と訊ねられたら、どう答えますか。

生きる動機や目的は、人によって違うでしょうし、いろいろ列挙できるでしょう。
でも、全部、たったひとつの言葉でまとめられますよ。
そのひとつの言葉とは何だと思いますか。

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今回は、目明しが勘とひらめきで子分に謎解きをする『捕物帳』風に書いてみました。
他愛ない会話の中に、なかなか意味深い考えが含まれていると思っているのですがね。

※なんでしたらBGMを聴きながらって趣向はいかがでしょう → 『パペーテの夜明け』1:35
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 悲しい、うれしいは、生きているからこそ。 

を歩いていて、悔やんだことがあります。
品川の海の近くで駐車していたら、うす汚いおばあさんが近寄ってきて、渋谷に帰る
バス代がないと言うので、あ、バス代か、と思って、とっさに千円を渡したのですが、
本当は生活費と言いたかったのでしょう。気が利かず、気の毒なことをしました。

前を歩いてる若い男が塀の上に置いてあったドリンク缶を手に取り、ちょっと振って、
天を向いてグイと飲み干しました。あ~、これは万札を渡す場面だと思ったのですが、
プライドを気遣って、声を掛けられず。ただ黙って渡せばよかったのでしょうけれど。
            _____________
                
少年の時『ホームレス中学生※1』の作者より低質の極貧を経験したことがあります。
海岸そばの家が台風で流され、母親の再婚相手は生活能力ゼロなどの諸般の事情で、
東京に出てきた小学5年生のときから、一時はずいぶんひどい耐乏生活をしました。

朝から夜まで絶食状態は日常茶飯的。茶も飯も10円硬貨も無しの日々がありました。
移転と居候を何度もし、家賃を溜めて追い出され、星空宿泊をしたこともあります。
母は母子一緒に線路にと考えたこともあるようですが、母が臆病で、助かりました。
              
小6の途中から中2後半までは、ほとんど長欠児童。でも進級は大丈夫でした。※2
特に中2の1学期と2学期は全く出席してなくて、3学期から行き始めたのですが、
最初の理科のテストで、いきなり1番を取った!と驚いた先生が学年中に触れ回り、
私の名が他のクラスにも知られ―――と、これぐらいしか恥でない話は無いですね。
           
ny44b1 (2)※3

たまたまテレビで風間トオルさんの貧乏話を聞いて、私も書く気になりました。
彼は、顔が私と似ているせいもあり(むろん少しだけ)、ちょっと親近感を感じます。

 人生は地獄よりも地獄的か。芥川龍之介の人生論。 

A「なあ、ワシら、ほんまに極楽行けんねやろかいなぁ?」
B「行けえでかい。毎日こうやって仕事してやな、悪いことした覚えもないし、
  そんなもん、行けいでかい」
A「そらまあなあ、仕事やさかい、悪いことやないやろけど。
  そいでも、嫌がる人間をやでぇ、血の池に、べーっと放り込んだり、
  針の山へ追い上げたり、あんまり後味のエエ仕事やないで。
  ワシら、ほんまに死んだら極楽行けんねやろか?」

                    桂 枝雀のSR(ショート落語)
じつは悪人どもに罰を与える真面目な鬼たちの公務中の会話でした。

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                『妖怪画集』 石原豪人

しかし、この世は「地獄よりも地獄的である」と言った人がいます。
芥川龍之介です。

 人生の岐路では、どの道を選んだらいいのか。 

「道」は木の枝である。先には必ず岐路があり、その先にもまた岐路がある。
岐路は人生の分かれ目である。
どの道を選択するかで、人の一生は大きく変わってくる。

知らない道は、地元の人、詳しい人、カーナビに教えてもらえば間違いない。
人生の道は、賢人が勧める道、大多数の人が歩む道を選べばいいのだろうか。

太陽系05
※1:画像

古今東西の二人の知恵者が語った、正反対のように見える言葉を考えました。

 高齢化とは、すなわち幸福化である。 

秘策によって、運転免許証の更新がうまくいった。
パソコンを使うようになって、2.0だった視力が衰えてしまい、いよいよ眼鏡かと
思っていたが、更新検査では5年前よりよく見えて、ちょっと驚いた。
脳の自己暗示と外眼筋を鍛える「5分間視力回復トレーニング」が効いた。

さて、「衰え」は眼から始まって、足腰へと広がり、最後は精神にやってくる。
今回は、人間、年を取ると、むしろ いいこともあるという話です。

ブリジッド・バルドー(1934.9.28 ~)
beautyplus中1
画像出典L ・ 画像出典R
☆写真はすべてセレブたちのビフォー・アフターにしました。

 人生でのミスは、失敗ではない、成功である。 

ソチ五輪6位でも大きく注目された選手に、
フィギアスケートの浅田真央さんがいる。

彼女は、初日のショートプログラムでは転倒し、ミスを連発し、16位に沈んだ。
だがフリーでは、トリプルアクセルや各種3回転を見事に決め、観客を魅了。

ひょっとして、浅田選手は失敗はしたが、よく頑張って盛り返した、
そこが良かった、感動した、でも、惜しかったなあ・・・と思っていませんか。

もしそうなら、わたしはちょっと意見が違います。
彼女は失敗したどころか、いま完璧な人生を歩んでいる!
と思っていますね。

浅田真央 11

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