「バーソは自由に」

考え方はいろいろあるから面白い。

 君に勧む。今の時を黄金にすることを。『金鏤衣』と『勧酒』。 


誘惑とは、ワク(ワク)を誘うことなり。
惑とは、或いは下心と書くなり。
誘われ得ずして誘惑を避ける心の悲しさよ。(笑)

麗しい異性の魅惑もあれば、やめられない止まらないスナックの溺惑もあり、
それにつけても金の欲しさよの誘惑や、少年よ大志を抱けという煽惑もある。

悪い誘惑を感じたときは、イエスの厳しい言葉を思い出す。
 目があなたをつまずかせるなら、目をえぐり出せ。
 手があなたをつまずかせるなら、手を切り落とせ。
 体の一部を失っても、全身がゲヘナ※1に落ちるよりいいからだ。

                           (マタイ5:29,30)  
元英国首相チャーチルの言葉は、うむ、納得です。
 誘惑を避けることを心配するな。
 もっと年取れば向こうがあなたを避けるから。

                   (ブログ『夏への扉』2016/09/19より)

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 (19世紀に創刊されたファッション誌『DELINEATOR/デリニーター』。1937年に幕を閉じた)

しかしながら、いい誘惑なら、されてみたいと思うこともあるでしょうか。
唐代の二つの詩が、《君に勧む》と言って、或る誘いをしています。


①――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
君に勧む。花が散る前に折ることを。
この詩は芥川龍之介『侏儒の祈り』の中で「金縷きんるの歌」として言及されています。
金鏤衣とは、金の糸で縫い取りをした立派な衣のことで、栄華や栄達を表します。
杜秋は唐代の美人歌妓。宴席ではいつも「金縷衣」を歌い、酒を勧めたそうです。

『金鏤衣』――――杜秋娘
 勧君莫惜金鏤衣   君に勧む 惜しむ莫(なか)れ 金鏤(きんる)の衣
 勧君須惜少年時   君に勧む 須(すべから)く惜しむべし 少年の時
 花開堪折直須折   花開き 折るに堪えなば 直ちに須(すべから)く折るべし
 莫待無花空折枝   花無きを待ちて 空しく枝を折る莫(なか)

■口語訳
 富貴な金糸の衣服なんかを惜しんではいけません
 惜しむなら人生の若い時期をこそ惜しみなさい
 花が開いて 枝を折るに良い時期なら すぐに折るべきです
 花が散ってから折るなんて空しいことです


■佐藤春夫訳―――漢詩訳詩集 『車塵集』より
 綾にしき 何をか惜しむ
 惜しめ ただ君若き日を
 いざや折れ 花よかりせば
 ためらはば 折りて花なし


ブラームスの『日曜日』の訳詩「折ればよかった遠慮が過ぎた」を思い出します。
佐藤春夫訳は格調は高いのですが面白くないので、こんな戯れ訳はどうでしょう。

■桃知り誤訳―――訳者:特に名を秘す
 目立つ生き方が好きなんてダサっ
 若いときにオンナを見ないでどうするの
 花だってフェロモンすっごくムンムンの時期があるのよっ
 散ってしまったらもう遅いんだからね




美女が、しびれるような声と顔で「金縷衣」を歌い、皇帝を誘っている。※2

私、以前は、聖書の規準を後生大事にしている短髪刈り上げのコチコチ男でした。
今こんな話を冗談半分にでも書けるのは、自分でも不思議な感じがします。(笑)


②――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
君に勧む。花が散る前に飲むことを。

大学では漢詩を2年選択。酒を飲みつつ悠々と人生を思考する李白や杜甫の生き
方に憧れ、《酒は大関こころいき》を買ってきて家で練習しましたが、どうも馬
が合わずでした。クリームあんみつでは、こんな感覚は無理そうなのが残念です。

『勧酒』――――于武陵
 勧君金屈巵  君に勧む 金屈巵(きんくつし)
 満酌不須辞  満酌 辞するを須(もち)いず
 花発多風雨  花発(ひら)けば 風雨多し
 人生足別離  人生 別離足る


■口語訳
 さあ この黄金の盃を飲み干せよ
 なみなみと注ぐが 遠慮しないでいい
 花が咲く頃は 風雨が多い(=花は咲いたら散るものだ)
 人生とは別離がつきものなのだ(=だからこそ今この時を楽しもう)


この詩を有名にしたのが井伏鱒二の訳詩で、本家を上回る素晴らしい超名訳です。

■井伏鱒二訳
 コノサカヅキヲ受ケテクレ
 ドウゾナミナミツガシテオクレ
 ハナニアラシノタトエモアルゾ
 「サヨナラ」ダケガ人生ダ


起承転結で構成される五言絶句。起承で「この杯を受けてくれ、どうぞナミナミ
注がしておくれ」と言うわけは、三句目の転句「花に嵐の譬えもあるぞ」で説明
されます。すなわち花が雨風で散る時期が必ず来るのは、人生には別離があるこ
との比喩なんだぞ、だから今のこの時を大切にしよう、と言っているのでしょう。

ならば、結句の「『サヨナラ」ダケガ人生ダ」とは、別離もやむを得ないと突き
放しているのではなく、「サヨナラ」だけが人生だなあと嘆息しているのですね。



カルメン・マキ『さよならだけが人生ならば』寺山修司作詞/小室等作曲  ●または六文銭版 
     

さて、世の快楽を追いかけて生きるか、あるいは時流に流されず泰然と生きるか。
どう生きるかは本人の自由意志にまかされており、これが人間の第一の特権です。

しかし人生は、青年の時も、中年の時も、高年の時も、どれもが一度限りのこと。
サヨナラだけが人生ならば、《今》を黄金の時と思えるようにしたいものですね。


                 


補足
※1:「ゲヘナ」とは「ヒンノムの谷」という意味のヘブライ語のゲーヒンノームを語源とするギリシア語ゲエンナに由来。そこは古代エルサレム市の南端にあるゴミ捨て場で、罪人の死体処理場でもあった。死後の永遠の責め苦の場とみなし、「地獄」と訳す聖書翻訳(口語訳・新共同訳・塚本訳)もある。文語訳・新改訳・岩波翻訳委員会訳は、そのまま「ゲヘナ」としている。

※2:「金鏤衣」曲のYouTubeは、中国人作家の流瀲紫が書いたネット小説を原作にしたテレビドラマ『後宮・甄嬛伝(宮廷の諍い女)』。2011年末より2012年春にかけて中国各地で放映されて大きな話題を呼んだそうで、この女優は陶昕然(タオ・シンラン)32歳のようだ。

『グッド・バイ』作者の言葉―――太宰治 (朝日新聞連載)
「唐詩選の五言絶句の中に、人生足別離の一句があり、私の或る先輩はこれを『サヨナラ』ダケガ人生ダ、と訳した。まことに、相逢った時のよろこびは、つかのまに消えるものだけれども、別離の傷心は深く、私たちは常に惜別の情の中に生きているといっても過言ではあるまい。」

『幸福が遠すぎたら』 ―――寺山修司  
 さよならだけが人生ならば また来る春は何だろう
 はるかなはるかな地の果てに 咲いている野の百合 何だろう
 さよならだけが人生ならば めぐりあう日は何だろう
 やさしいやさしい夕焼と ふたりの愛はなんだろう
 さよならだけが人生ならば 建てたわが家は何だろう
 さみしいさみしい平原に ともす灯りは何だろう
 さよならだけが人生ならば 人生なんか いりません 
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男女の差

バーソ様
おはよう御座います。

自己の魅力については女性は良く知っていますね。婚期というものがあってそれを逃すとなかなか伴侶がみつかりにくくなるからだと思いますが売り時をみつけるのが上手いと思います。
始めは正価でシューウインドウに並べ、売れ残りそうだとスーパーの惣菜よろしくダンピングして男性のレベルを下げます。
男にはなかなか出来ない芸当だと思います。

それにしてもファッション誌DELINEATOR/デリニーターのポスターは大昔のものなのに古さを感じません。いいですねえ。

愛新覚羅

2017/05/06(土) |URL|aishinkakura [edit]

共感

おはようございます。

またまた面白いネタですねぇ

>誘われ得ずして誘惑を避ける心の悲しさよ。(笑)
エロ爺としては、今まさに冬の時代、共感でございます(☍﹏⁰)。

昔は、・バラのつぼみは摘めるうちに摘んでおいで、時はあっという間に過ぎて行くもの、今日微笑んでいる花も明日にはしおれる運命だ・なんてロバート・ハーリックの言葉を鵜呑みにしてバラのつぼみを、時には咲いたバラまで・・
ああ今思い出してもバラ色の時代でしたなぁ・・

それから、今日のお題で思い出しおいらのおもちゃ箱からこんな詩を見つけました。

花を摘むように
サヨナラを摘んでしまおうか
私の両手から
こぼれ落ちるくらいのサヨナラを
しまい忘れた宝もののありかを
もう思い出すことはできないけれど
確かに笑っていた
そして私は幸せだったのだと

檀上利恵という方の・永い夜に・というポエムの一節です、ま、この歳です、寺山修司の詩みたいに悲観的な時代はとっくに終わり、ちょいと大人になっておますもんで、この詩の方が共感いたします。

あ、それから・桃知り誤訳・これ又いいんでないべかねぇ。


2017/05/06(土) |URL|エロ爺 [edit]

Re: 男女の差

aishinkakuraさま コメントありがとうございます^^)
 女性の婚活をスーパーのダンピング販売に譬えた話。そういう事例をかなり見たことがあるのですね。私も少なからずありますね。かなりの美人でも婚期が遅れると焦って、だいぶ基準がゆるくなるようです。

 「男にはなかなか出来ない芸当」ですか。そうですね、私ならいい相手がいなければ一人のほうがずっといいと思いますが、女性は一人では生きていくのが難しいのと、やはり頼れる人がほしいのでしょうか。
 私は個人的好みをいえば「金縷衣」のYouTubeに出てくる女性の顔はそれほど好みではないですが、でも歌を聴いたら、これは心に沁み通りました。こういう声と表情で迫られたらたまりませんね。ま、迫られる心配など全然ないのですが。(笑)
 
 このDELINEATOR誌は1929年、昭和4年です。Wikipediaを見たら、世界恐慌、張作霖爆殺事件(満州某重大事件)で田中義一内閣総辞職、独の飛行船ツェッペリン伯号が霞ヶ浦に到着、佐藤千夜子「東京行進曲/紅屋の娘」、二村定一「君恋し」、宝塚少女歌劇花組スター連「モン巴里」、榎本健一、浅草水族館にカジノ・フォーリーを旗揚げ…とありました。雑誌も婦人倶楽部とか主婦の友などはカラー印刷ですが、2色刷りの広告も多く、絵柄やデザインは稚拙。まあ、当時のアメリカ文化は凄かったのですね。

2017/05/06(土) |URL|☆バーソ☆ [edit]

会うは別れのはじめとか…。

>大学では漢詩を2年選択。

そうなんですかぁ!
どおりで古典的漢字の羅列に強いわけです。
私は超弱いです。
三国志にトライして半分でギブアップしました。
登場人物の漢字の名前が覚えられなくて、
肝心なストーリーが霞んでしまって……。

会うは別れの始めだし、
生まれるは死に向かう一本道……。
ああ、無常の世界観ですよねぇ。

しかぁ~し、太宰が言うように、
誰もが惜別の情の中に生きていると思います。
それは“記憶”。
恋や情愛、成し遂げたことや、憎悪でさえも、
記憶の中では輝き続けると思っています。

だから金鏤衣も快楽も、
気が済むまで、一通り体感するのがいい。
なんであろう、しないよりは、した方がいいと、
思いますねぇ。
どれも、実際には“つまらない”と思いましたが……。(^_^ ;)

2017/05/06(土) |URL|風子 [edit]

Re: 共感

ばくさん コメントありがとうございます^^)
 あらー、私が気を入れた箇所を二つ見事に指摘してくださいました。
そうです。一つは「君の名は」のナレーションのもじり。もう一つは桃知り誤訳です。なにしろギャルとは縁がないもので、こういう言葉遣いで合っているかどうかわからず、困りました。

 で、時には、つぼみでを、時には咲いたバラまで。あの頃はバラ色の時代だった? おお、なんという破廉恥な。(笑) ずっとおくてのまま今に至った私には夢の世界の話です。北海道はいいなあ。(^_-)

 「永い夜に」の詩。知らない詩でした。検索したら、もう少し長い詩なのですね。これは心が純粋でないと分からない詩かと思いました。
 なるほど、コツが分かりましたよ。こういう詩を口ずさんで、つぼみや咲いたバラに接近したのでしょう。私なら、もしこの詩を知っていたとしても、気恥ずかしいのと、テレ症なせいで、口から出すことはできないでしょうね。こういう言葉はやはり美少年しか言えません。ばくさんは今でもスリムな体形のようですが、若い頃はフィギアの羽生選手のようだったのですかね。と、大いに持ち上げてコメ返を終わります。

2017/05/06(土) |URL|☆バーソ☆ [edit]

Re: 会うは別れのはじめとか…。

風子さん コメントありがとうございます^^)
 外国の本は人物の名前が覚えにくく、大勢出てくると、ストーリーが分からなくなりますね。私は、最初のほうに氏名一覧表がない場合には自分で作り、それを時々見ながら本を読んだものです。

> 恋や情愛、成し遂げたことや、憎悪でさえも、
記憶の中では輝き続けると思っています。

 恋愛という感情は、とろけるような甘酸っぱい感情で、人間の感情の中で最高のものなのでしょう。だから、それを無理に抑制してしまうのは人間の本来の性向に合わないという考え方もありそうです。ニールさんも、二人の異性を同時に愛してどうしていけないのか、もしそうなった場合には配偶者に正直に言いなさい、と言ってました。開けた人はそう思うのでしょう。

 ただ、何でもいいのだとしてしまうと、特に結婚した人の場合は離婚が増え、子供も関係してきたりして、いろいろ問題が起きそうです。私の母親は離婚を二度したので、子供の苦労は実感で分かりますね。

 「なんであろう、しないよりは、した方がいい」というのは、よく分かります。同感です。人生とは体験をするためにあるのですから。
 ただし恋愛の場合は、与謝野晶子や瀬戸内寂聴のように世間的には風当たりが強そうです。風子さんはいろいろ情熱的行動派タイプのようですが、でも、なんですか、「実際にはつまらない」ですか。あんまり良い記憶がないのですかね。相手への基準が高すぎるとそうなるような気もしますが、芋粥を食べてしまったらがっかりした五位のような気持ちも人間にはありますからね。憧れとは憧れが成就しないのがいいのでしょうかね。

2017/05/06(土) |URL|☆バーソ☆ [edit]

ただ君若き日を・・・お締め

こんにちは
みなさんいいですね~
達観されていて

おいらがおしめを外したのは三歳の頃だったと
梅婆ちゃん(母)が言っておりました
老いては子に世田谷区・・・?
赤ちゃん返りというそうですが
直にパンパースのお世話になるやも
とほほ

>さよならだけが人生ならば
おいら敢えてこの感覚を押し殺しております
冥途とは
わたくしたちの『記憶』という
『襞』に収まっております
毎晩母に会いますが
起きると同時に記憶は失せます
ですが
一緒に食べた物の
味が残っていたりして・・・

今晩は親父が苦手だった鰹の塩辛で
一杯遣ります
鰹と『言う』と
あの渋面が思い出されるからです

バーソさんも美味しいものを召しあがれ・・
あはは。

2017/05/06(土) |URL|はしびろこう・ウナ [edit]

Re: ただ君若き日を・・・お締め

はしびろこう・ウナさん コメントありがとうございます^^)
 パンパースのCMは見たくないです。理由は言いたくありません。ああなってまで外出はしたくないと思うのですが、いや、病院に行く用事がありました。揺り籠から墓場まで、否、おしめからおしめまで。哀しいイントロですね~。(笑)

 ウナさんは、風子さんと似た、ちょっと珍しい次元の感覚を持っているようですね。「感覚を押し殺している」のですか。感情の幅も記憶の襞も、ひとより多く、深そうに見えます。
 私は最近は、冥途とやらにどうせ行くのであれば、冥途見物でも楽しもうと思えるようになりました。
 あの世が面白い場所でないと、この世界の成り立ちの意味が分からないし、話の辻褄が合わないとも思うのです。と言いつつも、いざその時になったら、やはりもうちょっとこの世にいたいと思うでしょうが。

 めいどの話を家ですると、一度アキバに行って、ご主人様お帰りなさいとか言われてみたらどうかと冗談半分に言われるのですが、そちらのほうのメイドとは縁がないままになりそうです。
 
 美味しいものには、子供の頃からずーっとほとんど縁がない人生でした。なぜか私の人生はそういう巡り合わせになってますね。
 自分でもそれほど《食》には関心がないせいもありますが、大体が美味なるものを食べさせる所には行ってみたことがないせいも大きそうです。塩辛はイカの塩辛を思い出します。子供の頃、大人のおかずとして食膳によく出ていましたが、あまり食べたことがないですね。

2017/05/06(土) |URL|☆バーソ☆ [edit]

バーソさん、こんにちは^^

若い頃は、誘惑されるのは嫌いではありませんでしたが、遊びは何事も、ほどほどにして切り上げるのが好きでした。
美味しいものでも、お腹一杯食べて、「もうこれは、当分は食べなくて良い」という気分になったり、愉しい遊びでも、満足しきるまで遊んで、「もう、しばらくこれはしなくて良い」という気分になるのが、一番嫌だったんです。
もう、それでは台無しだと・・笑
特に、女性が男性と遊ぶ場合は、ほどほどにかぎるのではありませんか?・・笑

それにしても、男性と女性とでは、人生の盛りの時期が違うというか、男性の方が長い感じがしますね。

2017/05/06(土) |URL|Ariane [edit]

> 誘惑を避けることを心配するな。もっと年取れば向こうがあなたを避けるから。

って、すでに功成り遂げたチャーチルだからこそ言える言葉ですね。
政界や財界の爺さん、婆さん連中を見て下さい。毒を食らわば皿までとばかり、誘惑にかぶりついて行ってますよ(笑)
お陰で若者の出る幕がない><…と言うか、最近の爺さん、婆さんは巧みに若者に迎合して若者の関心を買いますからね~
それだけ巧みなのかと思いきや、トランプを見ても分かる様に、実は爺さん、婆さんになっても精神が幼かったりしてね(笑)
お前ら、子供のまんまジジィやババァになったのか?道理で国会が幼稚園化する訳です。
お~ぃ、森友の籠池元理事長さん…こいつらと一緒に遊んでやってくれ。って、もう証人喚問ごっこしてますけどね(笑)

2017/05/06(土) |URL|sado jo [edit]

三つの「君に勧む」

いつも面白い話題をありがとうございます。
今日の記事は白眉のひとつです。
「サヨナラダケガ人生ダ」が「勧酒」が出店・・・、じゃなかった出典とは
知らなんだ。そして井伏が「人生足別離」を「サヨナラダケガ人生ダ」と
したのには、林芙美子が関係しているとか。
いや~、ネットっていろいろ識ることができてやめられない。
しかしなによりも「金縷衣」を歌う女性の美しいこと! しばしみとれて
ダウンロードしてしまいました。
実は、「君に勧む」を目にしたとき高校で習った王維の「渭城の朝雨 
輕塵を潤す」かなと思ったのです。
細部を忘れていたのでぐぐってすぐここにたどり着きました。
http://kanshi.roudokus.com/genji.html
高校卒業してもう15年か・・・って、ウソですよ。(笑)

2017/05/06(土) |URL|エリアンダー [edit]

Re: タイトルなし

Arianeさん コメントありがとうございます^^)
> 若い頃は、誘惑されるのは嫌いではありませんでしたが
 ああー、こんなご自身の恋愛経験に関するコメントが来るとはちょっと思いませんでした。でも、やはりと言うべきか、さすがにと言うべきか、誘惑されることが多かったのですね。そうでしょうそうでしょう、わかります分かりますとも。私だってもし若ければの話ですが、できればお近づきになりたいと、この際、自分の容姿や身分、収入、頭脳、才能なんか考えずに、高望みをすると思いますから。と、お世辞とお愛想を5パーセントほど入れてますが。(^^;)

> 特に、女性が男性と遊ぶ場合は、ほどほどにかぎるのではありませんか?・・笑
 うーむ、感情に流されず、理性的に対応したということかもしれませんが、これもやはり相当モテた人のセリフですね。ほどほどに《限る》という言い方は、さり気なく書かれていますが、じつは無意識か、または意識的に適切な言葉が選択されている。すなわち過去、相当オトコを泣かせ、相当オトコどもから追い掛け回されたという事実を強く示唆しているか、もしくは婉曲ではあるものの赤裸々に物語っているようにも感じますが。(笑) 

> 男性と女性とでは、人生の盛りの時期が違うというか、男性の方が長い感じがしますね。
 そうですね。欧米の映画を見ても年寄りの男性と若い女性の組み合わせが多いですが、でもそれは能力があって社会的に成功した場合の男だけに当てはまる話で、まあ、なんというか、羨ましい限り、哀しい限りです。(^^;)

2017/05/06(土) |URL|☆バーソ☆ [edit]

Re: 三つの「君に勧む」

sado joさん コメントありがとうございます^^)
 joさんも相当、泣かせたほうなんでしょう。今までの経歴と文章を見ればそう思います。あの業界にいて、あれだけの才能があれば、モテないはずがないでしょうから。ひょっとして宍戸錠に似ているのじゃないですか。名前がよく似ていると前から思っているのですが。

> って、すでに功成り遂げたチャーチルだからこそ言える言葉ですね。
 昔の政治家や金満家は、女がいて当たり前、かえって甲斐性なしではない証明のようなところがあったようです。だいぶ以前、神楽坂の芸者に、金で買われたと告発されて総理をやめさせられた人がいましたが、あれはちょっと珍しい例じゃないですかね。
 あのときの週刊誌の編集長が鳥越俊太郎でしたが、この人も先の都知事選のときは自らの古いスキャンダルを突然暴露されて、それで足を引っ張られる結果になりました。今はマスコミが情報を隠し持っていて、何かの機会に突然週刊誌に書かれたりするので、政治家は戦々恐々でしょう。ああいうことの裏には何か操る人がいるのでしょうかね。

 籠池元理事長さんは頭がいいですね。あの後、北朝鮮問題が騒がれすぎたせいか、森友問題はどこかへ行ってしまいました。大手のマスコミもあまり信用できません。いったい何を信用したらいいのか、歴史とは後にならなければ真相は分からないのでしょうか。

2017/05/06(土) |URL|☆バーソ☆ [edit]

Re: 三つの「君に勧む」

エリアンダーさん コメントありがとうございます^^)
 うわっ、白眉の一つですか。これで一週間は幸せでいられます。(笑)
 じつは林芙美子が関係していたという話は、知らなかったほうがいいような気もしました。あの詩の凄いイメージが少し崩れますから。
 それにしても飲める人は羨ましいです。何よりも人生の楽しみが大きくひとつ増えるわけですし、こういう男同士の友情の世界に浸れます。

 吉行淳之介だったかが、男と女の関係は、単なる友達関係か恋人関係かのどちらかになるしかない、男と女で親友関係は無いのだと言ってましたが、男同士の場合は、相手から受けることだけを期待するなんてことがないのがいいのでしょう。

 この女優は、エリアンダーさんの好みの顔でしたか。彼女は中国の4大女優の一人だそうですが、あの表情と声には、まいりますね。エリアンダーさんは浮いた話が(もし)あっ(たとし)ても、公にはしないのでしょうね。(^_-)

 維の「渭城の朝雨 輕塵を潤す」は知らなかったです。


 送元二使安西 王維
 渭城朝雨潤輕塵
 客舎青青柳色新
 勧君更盡一杯酒
 西出陽關無故人

 元二の安西に使するを送る
 渭城の朝雨 軽塵を潤し
 客舎青青柳色新たなり
 君に勧む更に盡くせ一杯の酒
 西のかた陽關を出ずれば故人無からん 

 「更に盡くせ一杯の酒」。これがいいです。存分に飲み明かしたが、まあ、さらにもう一杯飲もうではないか、ということなんでしょう。漢詩の読み下し文で読むと格調が高く、何とも言えません。
 万葉集の短歌にしても口語訳を見ると、なんだこれはと思うようなごく平凡な話なんですが、声を出して詠んでみると何とも言えずいい調子で、名歌と思えるのが面白いと思います。
 それにしてもよく覚えていますね。まだ当年取って15年とは思えません。(笑)

2017/05/06(土) |URL|☆バーソ☆ [edit]

アレ~、おかしいですねー。
私は自分が「貞淑だ」ということを示唆したんですよ・・笑

今回は特に、皆さんのコメントも面白いですね。

2017/05/06(土) |URL|Ariane [edit]

Re: タイトルなし

Arianeさん コメントありがとうございます^^)
> アレ~、おかしいですねー。
私は自分が「貞淑だ」ということを示唆したんですよ・・笑

 あはは、そうでしたか。或いはそうではないかなあとも思ったのですが、でもそうではないだろうと直観し、かつ勝手に推測して思ったのです。なんせ「遊び」という語彙がさり気なくキーワードのように使用されていましたしね。(笑)

 しかしながらいずれにせよ、Arianeさんは絶対に貞淑かつ清純なる素晴らしい聖なる女性だと思い、いや、それ以上の方だと深く確信しておりますからね。どうぞご安心を。

 ただ、それゆえにも、オトコどもの憧れの的だっただろうとも推測しておりますよ。ブログを訪問するだけでも、そういう香りがぷんぷんと匂いますから。私、そういう方面の有る見察しはいいのです。(笑)

2017/05/06(土) |URL|☆バーソ☆ [edit]

「命短し恋せよ乙女」なんて歌われますが、
昔「花の命は結構長い」っていう保険の宣伝が昔あって忘れられません。
人は若いときよりも年取ってからの「なんじゃかんじゃ」の方が厄介なのかも。
若いうちにやることやっておいても、
だからって年取って達観できる、ってわけでもなさそうで。
人は命尽きるまで(散るまで)フェロモンムンムン、なんでしょうね。
いろんな意味で。
まあ、そういう欲深さは一生持ち続けたいですわ、ほほ。

2017/05/06(土) |URL|宝香 [edit]

Re: タイトルなし

宝香さん コメントありがとうございます^^)
 「花の命は結構長い」ですか。なるほどねえ。
 では、「花の命は枯れるまで」はどうでしょう。
 たとえ肉体が衰えても精神が枯れてなければ女でしょうから。
 特に女性の場合は意識が大事。この意識をなくすと天地ナントカさんのようになります。お洒落な街に行くと、年を取っていても上品できれいなひとをごくたまに見掛けますね。
 年取ってからの「なんじゃかんじゃ」のほうが厄介ですか。いかにも義太夫をやってるひとの言い回しのように感じますが、日々、いろいろ気が散る要素が多いようで、結構なことです。(^_-)
 特に男女関係では、自分にしてほしいことばかり思っていると長続きしないように思いますね。そういう傾向は女性に多くないですか。

> 若いうちにやることやっておいても、
だからって年取って達観できる、ってわけでもなさそうで。

 「なそうで、ありそで」。ハマクラを思い出します。こうして文章を見ていると、「なのかも」「なさそうで」「なんでしょうね」と語尾を曖昧形にして、そして「いろんな意味で」とか遠回しに匂わせるような言い方をして、じつはこれは私の体験なのだと割合明確に述べているように感じます。いや、別に悪いと言ってるわけではないですよ。結構なことです。

 「散るまでフェロモンムンムン」ですか。花は順番として、枯れてから散るのじゃなかったですか。ツバキなど、そうじゃない花もあったかな。いずれにしても、枯れてもなお、灰になるまで、ですね。

 「そういう欲深さは一生持ち続けたい」。はいはい。宝香さんならそうでしょう。大体がこの名前。香りを宝のように大事にするのだという隠喩でしょうから。恋せよ乙女をずーっと続けるのもいいじゃないですか。花の命は結構長く、なんじゃかんじゃが多かりき、とか言われますし。(笑)

2017/05/07(日) |URL|☆バーソ☆ [edit]

それがし下戸にてござる

 誘惑を避けることを心配するな。
 もっと年取れば向こうがあなたを避けるから。
      --ウィンストン・チャーチル

 ふっ、それがし、自慢する訳ではないが、女性の誘惑に負けた事は有り申さん。何故なれば、誘われた事なぞ一切御座らん。口惜しゅう候。若くして茶阿散殿の言を具現したそれがしは先進的で御座候。返す返すも口惜しゅう候。
 しかしで御座る、それがし美しい女人には甚だ目が御座らん。
 一昔前なら松坂恵子殿の子供に生まれ、是非にも母乳で育てられたきものとも存ずるし、今であれば仲間由紀恵殿べりいぐっどに存ずる。更には能年玲奈殿・・・旬は知り申さん。
 誰ぞ、それがしを誘惑したいと申す奇特な娘御は御座らんか。

『勧酒』――――于武陵
 さけ、酒で御座るか。それはそれがし苦手にて候。嗜むがせいぜいにて、たった一升瓶一本で不覚を取り申す。あまり勧めんで下され。あ、徳利一本に御座るか、それなれば喜んでお受けいたそう。いや、これはなかなか善き酒に御座るな。駆けつけ三杯礼儀で御座るか、そは失礼をば致した。頂戴いたす。いや、実に旨い。なんと、三では縁起が悪い。それではお断りできませんな。四も縁起が悪い、これはこれはお心遣いかたじけない。しかし此の徳利は少々大きゅう御座るな。はあ、三合徳利、それはそれは結構な事で御座る。花も誇れば散り逝くばかり、何事も程々が肝心。酒も程々がよろしゅう御座ろう。今宵は酔いも程々にて、いや、実に良い酒で御座った。
 時に、もう一本よろしいか。

2017/05/07(日) |URL|miss.key [edit]

Re: それがし下戸にてござる

御簾紀伊殿 感想文、有難き幸せに御座る^^)
 おや、御簾紀伊殿の好みの女子は松坂慶子にて御座ったか。遠藤狸殿と同系の趣味なりとは、少々意外にて御座ったで御座るよ。其れから仲間由紀恵、能年玲奈。それがしの趣味嗜好とは大幅に違ゐ申すなあ。
 無論、田で食う虫も好き好き。畑で食う虫も好き好き。人の好みとは左様に違うからこそ良きにて御座らふが。
 其れにしても、御簾紀伊殿を誘惑致すような女人が御座らんとは真実まっことの話にて御座るか。どうもそれがし、信ずること能わずにて御座るので御座るが。

 して、下戸にて御座ったか。ならば、花ニ団子のタトエモアルゾ。次に、お茶ガ怖イトイフハナシモアルゾ。御約束の渋茶をご用意致さふ。
 あ、粗茶は熱々の熱燗が良き。御意御意。合点承知申したで御座る。出来らば一升瓶が良き。いやはや、其れにては熱湯にて瓶が割れ申す。この徳利にては如何なんぞ。お、とっくりと首を振って御座るな。其れにて宜しきか。ならば、ドウゾナミナミトツガセテオクレ、駆けつけ三杯渋茶をドウゾウケテクレ。

 なに事も程々が肝腎。肝と腎の臓の方は心配御無用にて御座るか。実は豊後、否、大分痛め付けておるのでは御座らぬか。日頃、お上の御奉公が相当過酷そうに見受けられるよって、それがしも心配で御座るで候。

 其れにしても、此の度の御簾紀伊殿力作には仰天申したで御座る。爪につめなし。うりにつめあり。能ある鷹は売りを隠してはいけぬぞ候。己の売り、すなわち利点長所才能はオオヤケニシテコソ人生ダカラ。

2017/05/07(日) |URL|☆バーソ☆ [edit]

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2017/05/12(金) || [edit]

Re: こんばんは❀(*´◡`*)❀

鍵コメさん コメントありがとうございます^^)
 あとでお邪魔しますね。(^^♪

2017/05/13(土) |URL|☆バーソ☆ [edit]

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